今回は3/10~22で実施されたどなん合宿のうち、三回行われたオフショア釣行について書きます。長文注意。
どなん合宿の参加メンバーは、1年正木・森村・高屋敷・後藤、2年熊井さん・佐々木さん、4年斎藤さん、M2森田さんと、OBの富田さん・松本さん・えきさん・寺田さんでした。
3/14
本当はこの日に合宿最初の船が出るはずだったのですが、爆風&豪雨で出船出来ませんでした…
今年もどなん合宿では伝統に基づき厳格な肉絶ちを行っており、一般的にいう肉(鳥肉・豚肉・牛肉)を食べることは戒律違反でありタンパク源は魚に依存するため、安定した釣果が見込まれる船が出ないことはタンパク質の欠乏を意味します。今年は熊井さんがメッキと和風を陸っぱりから釣ってくれたためなんとかなりましたが、序盤は三食カップラーメンのみの日もあり大変でした。
この日1年生は、泳がせ釣りの餌を確保するためティラピアを釣りに行きました。餌は食パンで、アベレージで40cmくらいはあるのでシーバスロッドだとまぁまぁ楽しめました。
ティラピアを釣っていると、何やら太くて長い魚影が横切りました。すぐさま後藤にその場でティラピアをさばいて切り身にしてもらい、高屋敷のナツメ錘を強奪してぶっこんで待つこと30分。突然立てかけていた竿が倒れ、反射的に竿を握るとかなりの重量感が伝わってきました!森村に足場の低いところまで降りてもらい、ランディング成功!
1年生4人の力を合わせて釣った一本でした(正木視点)。
3/16
念願のオフショア一日目です。この日はパヤオでキメジやカツオを狙い、我々のタンパク源とブッコミ用の餌を確保します。乗船したのは斎藤さんを除く現役メンバー。
パヤオに向かう前に島周りのGTポイントでキャスティングをさせてもらいましたが、佐々木さんがアオチビキを一本キャッチしたのみでした。
その後、パヤオに行く前にイソマグロのポイントに連れて行ってもらいました。ジグを落とし、スロー系のジグのロングフォールで誘っていると早速ヒット!途中まで余裕で上がってきていたのに、残り50mくらいで突然半端ない走りを見せたのでサメに食われたのかと思いましたが、上がってきたのは70cmくらいのカツオでした!カツオはとても引く魚だとは知っていましたが、巨大なサメと戦っていると勘違いするほどの引きでした。
カツオとアオチビキ
呼吸を整えてジグを落とすと、再び正木にヒット!さっきのカツオほどは引かないものの、連続のファイトに背筋が悲鳴をあげています。
この日はイソマグロの反応がよく、船中皆にヒットしましたがその鋭い歯にやられてしまいキャッチできたのはこの一本だけでした。
150m落とした300gのジグは回収も一苦労
しかし、ここでしか味わえないとてつもないパワーを味わうことができ、今度はしっかりと対策を練った上でまた戦いたいと思いました。
パヤオに移動し、ジグを落とすと一投目からヒット!みれば船中あちこちで竿を曲げています!今回連れて行ってもらったのは沈みパヤオで、シイラの反応は少なかったものの、キメジやカツオは入れ食いでした!
今回が初めての船でのジギングになる1年生達も、爆釣を経験することが出来ました。
高屋敷の釣ったツムブリは軽くメーターオーバー!ルアーで初めて釣った魚になるそうです。
ジグを落としているだけで何か食ってくるので、終盤はジグを落とすのも億劫になってしまうくらいに釣れました。
3/17
この日は昨日釣ったキメジ等を切り身にして、エサ釣りとジギングでミーバイを狙いました。この日はえきさんが合流しました。
釣り始めると、森村が早速60cmぐらいのフエフキ系の魚を釣りました。えきさんも一投目からミーバイをキャッチし、幸先良いスタート。
しかし、なかなかミーバイ入れ食いとはいかず、ポツポツ釣れるもののなかなか大きいのはヒットしない…
そんな中、熊井さんのツインパからとてつもないスピードで糸が出始めました!アーラミーバイか、GTか…
30分の死闘の末ついに魚が姿を見せました!
サメでした。船長曰く100kgはあるとのこと。熊井さんのタックルとノット強度への信頼が強まるファイトでした。
しばらく根気強くしゃくり続けていると、隣のえきさんのドラグが鳴る!しかし、すぐに軽くなってしまい、ジグを見るとアシストフックが伸ばされている…
その直後、正木にも大きなアタリがあったものの、再びフックを伸ばされる…
しかし、ここにはやはり何かがいる。そしてスロー系のジグを落としていると、着底はまだ先のはずなのに突然糸が出なくなった。何かおかしいと思い、思いっ切りあわせを入れると魚の重みがのった!これまでのミーバイとは明らかに違うファーストランに、慌てないように巻き上げてくると、まさかのカンパチだ!
カンパチ6kg!カンパチとしては小さいほうですが、こんなに島の近くのポイントでは釣れないと思い込んでいたため非常に嬉しかったです。
そして、カンパチラッシュ!
あとでよく見てみるとどれもヒレナガっぽいですね。船長いわく、昔は遠くまで行かなくても普通にカンパチが釣れたそうですが、もうスレてしまったらしいです。僕はスロージグ、えきさんは独自のアクション、森村はショートピッチのジャークと、色んなパターンやジグを試してみるのが良かったみたいです。
港に帰る途中、島にかなり近いポイントに戻ってきました。そこで森村にかなりの大物がヒット!
キツネフエフキ7kg!
ミーバイも釣れたし、カンパチまで釣れてしまったこの日は晩御飯は最高でした!
なにより、寺田シェフの料理がすごすぎる。
もはや料理の名前もわかりませんでしたが、見た目にも美しい料理は連日の釣りで摩耗した我々の心に潤いを与えてくれました。
OBの方々も全員集結し、美味しい料理と刺し身に笑顔の絶えない食事でした!
3/19
今日はOB水入らずでパヤオを楽しんでもらう予定だったのですが、朝起きたえきさんが突然パヤオじゃなくて普通のジギングをしようと言い始め、それなら僕もやりたいと厚かましく正木も船に乗せてもらうことになり、OBの方々4人と正木の5人での出船となりました。
とはいえパヤオも少しは楽しみたいということで、まずはパヤオに向かいました。今日は先日とは違い浮きパヤオ。まずはシイラを狙おうということになりルアーを投げ入れると一投目からシイラがヒット!
もはや船中全員に同時ヒットするくらいの活性。これにはジギングロッドしか持ってきていなかった正木も富田さんにドラペンを貸してもらい、投げると一投目からヒット!楽しすぎる。
富田さんはメーターオーバーを立て続けにキャッチ!
先日の沈みパヤオとは正反対で、シイラが爆釣しキメジはあまり釣れませんでした。
なんとか一匹釣れたキメジをトローリングロッドにぶら下げGTを狙うも撃沈。今日はあまり潮がよくないとのこと。
その後カンパチのポイントに移動してジギングするも反応がない…
もうすぐ終わりというところで突然ミーバイが入れ食いに!潮が動き始めたのか、ミーバイに続いて美味しい魚だというシロダイもヒット。もう少し早く時合が来ていれば良かったですが、あえなく帰港となりました。
ジギングは不調でしたが、シイラは爆釣でとても楽しめました!
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とまあ、こんな感じで平和に終わった与那国合宿オフショア編でしたが、後日ひとり与那国に残っていた寺田さんからグループラインに2枚だけ写真が追加されたので、開いてみるとあらまぁ。
なにさらっとGT釣ってくれてるんですか!?
クロカワカジキ142kgってなんですか!?
あの地獄の二週間は何だったのか…
来年は絶対釣ってやるから心して待ってろよどなん!!!