2019年9月20日金曜日

大波乱!!東京楽園遠征(続き)

こんにちは、3年のなかむらたけです。楽園遠征の続きを書いていきますよ〜。

9/13 堤防エンジョイ

 後半の沖磯は絶望的だと船長さんからの助言により熊井さんと栗本くんのキャンセルが決まり、森村さんだけがこちらへ向かってくるとのこと。

さて今日は向こうの堤防に大村に案内してもらおうと思っていたが、二日連続沖磯後プラス大雨ということで、7時までちゃんと寝て港で小物釣りを楽しんだ。というか、もともとカッポレの下処理に港に行ったのだがアラを撒いていると大量の魚が寄ってきたので釣りを始めた。
 
 
宮武くんが最初に釣った謎の魚、いっぱい釣れた
コバンアジ

ハマフエフキ

コバンアジ

ヤイトハタ?

ハマフエフキ

大きめのハマフエフキ
このあと雨が弱まったのでポイントを少し移し、なんと石井くんがライトタックルで大きいタマンをかける!繊細かつ強烈なファイトの末上がってきたのはなかなかのサイズ!
 針が曲がっていたり糸がガサガサだったり、ギリギリのファイトだった。

めっちゃ盛り上がった
ランディングツールがなく水汲みバケツになんとか入れてランディング、緊張した
 この日の夜はカッポレを食べた。

漬けと刺身、美味しい
焼いたらもっと旨い
 なーんて宿で楽しんでいたら釣魚会の方(詳しくいうと違うのだがおいといて)がなんか持ってくる。
どーん
90オーバーヒレナガカンパチ!堤防でデッドベイトで釣ったのだそう。やばすぎる。
 魚拓を取るところも見せてもらえた。かっこよかった。
 しかも朝にはテトラでマグナムミノーでメーターオーバーのカスミアジも釣っていた。やばすぎる。すごい。

9/14 向こうの堤防

 行った人ならわかる、港の突き出た堤防の向かいに入り方のわからない謎の堤防があるのだが、なんと今回大村に案内してもらえた。
 深夜に集合し、赤土の斜面をロープを頼りに登り下り、崖下波打ち際を歩いていき、大きいテトラをよいしょよいしょと超えていくとようやく到達する。

 大村はぶっこみ、我々遠征組はルアーを投げる。
 石井くんのマグナムミノーにバイト!手前のテトラに擦られるもうまくファイトし引きずり出す!正体は...!!

 ネムリブカ!ルアーに食ってくるとは...

 その後は工藤くんがカスミアジらしき魚をかけるもネムリブカ10匹くらい追ってきて焦って抜き上げようとするとバラシ。
 一方ぶっ込みの大村はポンポンと大型魚をあげていく。たのしそう。
バラフエダイ

タマン

バラハタ
宮武くんがジグでハタを釣る。
トリックアート



 と、そんなかんじで6時ごろに満潮で帰れなくなる前に帰還。大村とさよなら。
 
 昼は港で2〜40cmのタマンの数釣りを楽しむ。
新魚種、シモフリハタ
そして森村さんと合流!夜は早速港でエサ釣りをしにいく。先に入っていた釣魚会ではまたカンパチをあげたらしい。

 が僕たちが入った頃からは特に何もなく終了。Kさんがバラフエダイをあげていた。

 あしたからの釣りに期待して就寝。

9/15 堤防大物狙い

 森村さんとも合流したので再び向こうの堤防へ行って大きい魚釣るぞ!!と意気込んで雨の中ヌルヌルの赤土の斜面で滑り、泥だらけになりながら渡ったものの急な暴風が寄ってきて一気に嵐に。すぐに危険を感じテトラで滑落してやばい思いをしながら引き返し港へ。

 天気は悪いけど港でエサを使って大きい魚釣るぞ!!...
 

 
大荒れ

 ちょっとは釣りしましたが流石の悪天候かつ魚も釣れないので撤退。森村さん...


これネムリブカじゃないな...メジロザメ系なのかな...


一応釣れた魚たち、マダラハタのちっちゃいのもいるんだなあ

 んで、お昼は大漁ずしでカツ丼と島寿司を食べる。おいしい...
カンパチの島寿司
んでんで、夕マヅメは再び港へ出撃!
 ここで森村さんに大きい魚が!!
曲がるガーラモンスター
じりじりと出されるドラグ、そう、正体は巨大エイでした。
 このあと釣魚会の方もエイをかけるも両者特に何もなく終了。うーん難しい。

9/16 港大物狙い

 朝マヅメから港でエサ釣りをする。なんて言ったってあしたは帰りのフェリーなので今日は一日中釣りをしなくてはいけない!!
 
 大村が早速タマン!もはやこの島では最もよく見る魚になってしまった。
一眼で撮った写真は一味違う、ちなみにこの写真は明るくなってから釣れたやつ
僕にもアタリ!がなんか引かない...?

ネズミフグ!

 森村さんにもタマン!が写真は暗いのでない。
 その後も続けてタマン、バラハタが釣れる。



じつはここまでタマンが釣れてなかった僕

 朝マヅメはこんな感じで終了。大型は出なかったが数釣りが楽しめて、今日の夕マヅメはメアジも回ってきてきっと大きい魚が釣れるぞ!!と意気込んで帰ると衝撃の事実が告げられる。

船長さん「もう帰る準備しないとねえ」
我々「!?????!?」
船長さん「hhjm丸今日でるからさあ」
我々「ん????????」

 なんと台風16号の影響で帰りのフェリーが1日早まり、今日の14時に出るとの報告が...!
 そんな!!聞いてない!!と言ってもどうにもできない。状況をつかめないまま荷物を整理し帰りの支度をする。

 さようならhhjm

 
さようなら大村、こっちに手を振ってくれ!!
 ...というわけでcc島へきてしまった我々。とりあえず体力の残っている僕と石井くん工藤くんで散歩してきた。なかなか見る機会ないしね。
大神山神社

展望台へ続く壕

観光気分
かの有名なエイやサメの集まる港、濁っていて残念

島内でたまに見かける魚の飾り物はここのだったのか

見覚えのある名前


 そんなこんなで観光を楽しみました。
 ちなみに僕は夜中に釣りをしていた釣魚会の皆さんと合流し談笑してました。楽しかったなあ。魚は釣れなかったけど。
 いや、あっちはもっと早い時間のうちに30cmほどのロウニンアジを釣ったらしい。まじかyo
 

9/17 終わり

朝マヅメ、ヒラアジが回るらしいリーフで釣りをしたけど撃沈。こうして大波乱の楽園遠征は終わりを迎えるのでした。


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 あらためて、沖磯についてきてくれたり堤防ガイドをしてくれたりいろいろお世話になりました。ありがとう大村。

 堤防でいつも会って優しくしてくださるKさん他島の皆さん。皆さんが私たちに堤防を広々と使わせてくださるおかげでいい釣りができます。本当にありがとうございます。楽しいお話もたくさんありがとうございます。

 慶応釣魚会のみなさん。たくさん魚を釣っていて本当にすごいと思いました。負けないように精進したいと思います。またどこかで会いましょう。

 9月は台風がやばくて大変です。次回は8月にいけたらいいのですが院試とかあるのがなんとも現実という感じです。うーん

 なにはともあれ、会心の大物と呼べる魚には出会えなかったですが、普段出会えない大きさ、種類の魚にたくさん出会えました。本当にすごいことだと思います。いつまでもこの環境が残りますように...



大村を探せ!




2019年9月19日木曜日

大波乱!!東京楽園遠征

こんにちは、3年のなかむらたけです。

 去年凄まじいポテンシャルを見せつけられたあの楽園へ、今年はもっと長く、2航海分の遠征を挙行しました。
 メンバーは2航海で僕なかむらたけ、3年石井くんと工藤くん、1年宮武くん、後半1航海で4年森村さんです。後述するのですが後半組の熊井さんと栗本くんは現地の天候を鑑みてキャンセル。

 目標はGT、イソマグロ、キハダ、カマスサワラなど去年見ることがなかった大型の泳ぐ魚、また、コクハンアラやツチホゼリといった大型のハタです。

 東京からの出航は9/7、のはずが台風15号によってフェリーが延発し9/9が出航日となりました。
 9/9出航日当日。台風の影響によって多くの交通機関が機能せず出船時間の11時までにメンバー4人が集合できない事態に。電車、タクシーやバス、石井くんや工藤くんの車などあらゆる手段を考え全員が集まったのが1時前。ただ、フェリーも遅れ出船は2時となり、なんとか全員で島へ向かうことができました。

東京からogswr丸で24時間でcc島、さらに2時間hhjm丸でhh島へ到着する


 出だしから波乱の楽園遠征。おがさわら丸の綺麗な船内に圧倒されながら24時間の航海のち6日間あまりの釣り旅がスタートするのです...

9/10 hh島到着日

hh島といえば忘れてはいけないのが先日でかいイソマグロをあげた半現地民大村。今回はいろいろ案内してもらえてとても心強い。
 到着前から港にイソマグロがいるやらメアジがいるやらサビキにイソマグロがバイトしたとかアツい情報が入る。

 この日は夜に堤防でエンジョイフィッシング。それでもこの島の魚の多様さ豊富さを十分に知ることができる。
 ヤイトハタ、カンモンハタ、バラハタ、メアジ、など2〜30cm程度の魚が釣れた。
 大村が釣っていたメアジはエサ用にくれた。ありがとう。

ヤイトハタ

カンモンハタ
なんだろう?
(追記: 後藤さんがヤライイシモチのなかま、カスミヤライイシモチかな?と教えてくださいました)

メアジ、これはこの時のアベレージより10cmほど大きかった

 3月の遠征で知り合ったKさんにも再開でき、たまたま日が重なった慶応釣魚会のみなさんとも話し、あしたから始まるビッグゲームに備え就寝。

9/11 沖磯1日目

天候に恵まれ沖磯に乗ることができた。nhn岩。an島の南端にある磯だ。
 でかいウネリと早い潮に驚きながら渡礁。
希望の出船
各々ルアーを投げるが出ない。たまに中型のカッポレのチェイスがある。
エイトトラップすると食らいついてきて面白い。
 皆早々にルアーを見切っていろいろ開始。大村はジグをしゃくり始める。ファーストフィッシュはそんなジグに食ってきた小さいアカハタ。

このあともう一匹釣ってた


 石井くんが冷凍ムロでエサ釣り開始。いきなりこいつが食ってくる。
バラハタ(チギ)、餌を入れるとすぐに釣れる
この後も数本バラハタを追加し、工藤くんもエサ釣り開始。
 僕のルアーに足元までチェイスしてきたカッポレが工藤くんのエサにすっ飛んでいく。「食った!」

 9kgと強めのドラグ設定をしていた工藤くん。足元で掛けて何度も激しいダッシュを食らったが勝負あり。
良型のカッポレ

 シーバスタックルで40g程度のジグを足元でしゃくる宮武くん。何度も掛けるが何度もラインブレイク。ogswrの魚は強い。一度沖でかけた魚はドラグが止まらなかった。
なんとかキャッチしたカッポレ、シーバスタックルで取るにはでかすぎる!

 ルアーに全く出ないのでエサを開始した僕。その頃にはみんなエサを始めていたがエサ取りに苦戦していた。昨日釣った大きいメアジをエサにぶっこむとすぐさまあたり。
 赤くない!バラハタじゃないぞ!?
マダラハタ60up!
とんでもなく大きいというわけではないが、初めて見る魚種に嬉しくなる。
 
 この他に石井くんがエサ釣りで大型魚を追加している。

ハマフエフキ、60オーバー

バラフエダイ、80cmほど

 また、宮武くんも小さいジグで魚種を増やす。
アカハタ
ヨスジフエダイ

キヌベラ
イソゴンベ

 あとルアーといえば、大村がバラクーダをあげただけで終了。
 トップに出せない厳しさはあったが豊富な海を垣間見ることができた1日目だった。

 夜に明日のためのメアジ確保をした。

メアジいっぱい釣れる
ホウセキキントキが釣れるとメアジの時合終了


 ちなみに宿に帰るとswr根に乗った釣魚会のみなさんが宿にお魚さんたちをお持ち帰りしていた。

 コクハンアラにセンネンダイとなんとも羨ましい魚が並んでいた...写真だとよくわからないがコクハンアラは9kgある。すごい。


9/12 沖磯2日目

後半は荒れて沖磯乗れなそうということで乗れる時に乗っとこう!と二日連続沖磯へ。
 朝イチはmgn岩。これが大当たりする。
 いきなりカマスサワラが何度も出る。がなかなか乗らないし掛けてもランディングに至らず。ファーストフィッシュは彼、

 宮武くんが240mmのルアーでそれより小さいバラハタを釣った。なんだそれ。
 このあとこのルアーはサワラに壮絶なファイトののち足元の根でやられてしまう。

 そしてファーストカマスサワラは彼がやってくれました!
後ろで工藤くんがライントラブルしている

 石井くん!7kgほど。ランディングでリーダーを掴むとあっさり切れて焦りました。カマスサワラの歯おそるべし。にしてもかっこいい魚っすなあ。

 そして工藤くんがサイズアップ!
つま先立ちしても地面につく
堂々の15kgカマスサワラ!でかい!

 ヒートアップ、大村が2連続で大物をあげる!

カスミアジ!でかいのに計量せず
カマスサワラ!
ビチビチ...



宮武くんも数バラしの中ついにあげる!
キハダ!本人はキメジと言い張っている模様

 みんな続々と魚をあげる中、僕は数バイトとサワラの数メートルスーパージャンプバイトがあったのみで終了。一人悲しみの中swr根へ渡る。
ポツンと浮かぶ小さい岩がswr根

 一発目、宮武くんのマグナムミノーにでかいイソマグロがチェイス!が、swr根は潮が速すぎて釣りにならず、エサでもカッポレしか釣れない始末。石井くんが一度エサででかい魚をかけるがドラグがなかなか止まらず根ズレでやられる。なんだったんだろうか。
 宮武くんがジグをシャクってカッポレをあげた。


 工藤くんがオキナワマンビカで魚肉ソーセージとちっさい針を使ってイソゴンベを釣っていた。
 潮が緩んできた頃に大村がマグナムミノーで30kgはあろうかというイソマグロをかける!しかしファイトの末根ズレでやられてしまう。
 とくにめぼしい釣果なくmgn岩に戻ることとなった。

 戻ってきたが、朝のような活気はなく諦めムードが漂う。


 朝からswr根で小さいカッポレを釣っただけの僕は悔しさと意地をバネにルアーを投げ続ける。するとスパーンとでた!全然引かなかったので「宮武くーん助け呼んできて〜〜」などと言っているといきなりドラグが滑り出す!斜め下一直線に走る魚を一直線に引っ張り上げると、正体は


 108cm、14kgのキハダマグロ!!しかも尻尾にファールフッキングしていた。大変なファイトにはなったがそのおかげで魚が右往左往せず根ズレもなくあげられたのかもしれない。
 メーターオーバー、10kgオーバー、200mmを超える大きいルアーで魚を釣るなど、初めてのことばかりで記憶に残る魚となった。

 これで活気付きみんなが残りわずかな時間ルアーを投げる。そして再び僕のルアーに出た!

 ヒレナガカンパチ!90cm, 9kg
 嬉しすぎて泣いてしまった。

 こんな感じで二日目の沖磯は終了。泳ぐ魚がたくさんトップに出る、とても調子良い沖磯釣行となった。船長さんや大村やランディングとかサポートに入ってくれたみんなに感謝!

9/13 堤防エンジョイ

...と、ほんとは大長編にしようと思ったのですが流石に長すぎるので前後編に分けようと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!ではでは!