こんにちは、3年のなかむらたけです。
去年凄まじいポテンシャルを見せつけられたあの楽園へ、今年はもっと長く、2航海分の遠征を挙行しました。
メンバーは2航海で僕なかむらたけ、3年石井くんと工藤くん、1年宮武くん、後半1航海で4年森村さんです。後述するのですが後半組の熊井さんと栗本くんは現地の天候を鑑みてキャンセル。
目標はGT、イソマグロ、キハダ、カマスサワラなど去年見ることがなかった大型の泳ぐ魚、また、コクハンアラやツチホゼリといった大型のハタです。
東京からの出航は9/7、のはずが台風15号によってフェリーが延発し9/9が出航日となりました。
9/9出航日当日。台風の影響によって多くの交通機関が機能せず出船時間の11時までにメンバー4人が集合できない事態に。電車、タクシーやバス、石井くんや工藤くんの車などあらゆる手段を考え全員が集まったのが1時前。ただ、フェリーも遅れ出船は2時となり、なんとか全員で島へ向かうことができました。
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東京からogswr丸で24時間でcc島、さらに2時間hhjm丸でhh島へ到着する |
出だしから波乱の楽園遠征。おがさわら丸の綺麗な船内に圧倒されながら24時間の航海のち6日間あまりの釣り旅がスタートするのです...
9/10 hh島到着日
hh島といえば忘れてはいけないのが先日でかいイソマグロをあげた半現地民大村。今回はいろいろ案内してもらえてとても心強い。
到着前から港にイソマグロがいるやらメアジがいるやらサビキにイソマグロがバイトしたとかアツい情報が入る。
この日は夜に堤防でエンジョイフィッシング。それでもこの島の魚の多様さ豊富さを十分に知ることができる。
ヤイトハタ、カンモンハタ、バラハタ、メアジ、など2〜30cm程度の魚が釣れた。
大村が釣っていたメアジはエサ用にくれた。ありがとう。
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ヤイトハタ |
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カンモンハタ |
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なんだろう?
(追記: 後藤さんがヤライイシモチのなかま、カスミヤライイシモチかな?と教えてくださいました) |
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メアジ、これはこの時のアベレージより10cmほど大きかった |
3月の遠征で知り合ったKさんにも再開でき、たまたま日が重なった慶応釣魚会のみなさんとも話し、あしたから始まるビッグゲームに備え就寝。
9/11 沖磯1日目
天候に恵まれ沖磯に乗ることができた。nhn岩。an島の南端にある磯だ。
でかいウネリと早い潮に驚きながら渡礁。
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希望の出船 |
各々ルアーを投げるが出ない。たまに中型のカッポレのチェイスがある。
エイトトラップすると食らいついてきて面白い。
皆早々にルアーを見切っていろいろ開始。大村はジグをしゃくり始める。ファーストフィッシュはそんなジグに食ってきた小さいアカハタ。
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このあともう一匹釣ってた |
石井くんが冷凍ムロでエサ釣り開始。いきなりこいつが食ってくる。
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バラハタ(チギ)、餌を入れるとすぐに釣れる |
この後も数本バラハタを追加し、工藤くんもエサ釣り開始。
僕のルアーに足元までチェイスしてきたカッポレが工藤くんのエサにすっ飛んでいく。「食った!」
9kgと強めのドラグ設定をしていた工藤くん。足元で掛けて何度も激しいダッシュを食らったが勝負あり。
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良型のカッポレ |
シーバスタックルで40g程度のジグを足元でしゃくる宮武くん。何度も掛けるが何度もラインブレイク。ogswrの魚は強い。一度沖でかけた魚はドラグが止まらなかった。
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なんとかキャッチしたカッポレ、シーバスタックルで取るにはでかすぎる! |
ルアーに全く出ないのでエサを開始した僕。その頃にはみんなエサを始めていたがエサ取りに苦戦していた。昨日釣った大きいメアジをエサにぶっこむとすぐさまあたり。
赤くない!バラハタじゃないぞ!?
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マダラハタ60up! |
とんでもなく大きいというわけではないが、初めて見る魚種に嬉しくなる。
この他に石井くんがエサ釣りで大型魚を追加している。
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ハマフエフキ、60オーバー |
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バラフエダイ、80cmほど |
また、宮武くんも小さいジグで魚種を増やす。
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アカハタ |
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ヨスジフエダイ |
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キヌベラ |
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イソゴンベ |
あとルアーといえば、大村がバラクーダをあげただけで終了。
トップに出せない厳しさはあったが豊富な海を垣間見ることができた1日目だった。
夜に明日のためのメアジ確保をした。
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メアジいっぱい釣れる |
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ホウセキキントキが釣れるとメアジの時合終了 |
ちなみに宿に帰るとswr根に乗った釣魚会のみなさんが宿にお魚さんたちをお持ち帰りしていた。
コクハンアラにセンネンダイとなんとも羨ましい魚が並んでいた...写真だとよくわからないがコクハンアラは9kgある。すごい。
9/12 沖磯2日目
後半は荒れて沖磯乗れなそうということで乗れる時に乗っとこう!と二日連続沖磯へ。
朝イチはmgn岩。これが大当たりする。
いきなりカマスサワラが何度も出る。がなかなか乗らないし掛けてもランディングに至らず。ファーストフィッシュは彼、
宮武くんが240mmのルアーでそれより小さいバラハタを釣った。なんだそれ。
このあとこのルアーはサワラに壮絶なファイトののち足元の根でやられてしまう。
そしてファーストカマスサワラは彼がやってくれました!
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後ろで工藤くんがライントラブルしている |
石井くん!7kgほど。ランディングでリーダーを掴むとあっさり切れて焦りました。カマスサワラの歯おそるべし。にしてもかっこいい魚っすなあ。
そして工藤くんがサイズアップ!
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つま先立ちしても地面につく |
堂々の15kgカマスサワラ!でかい!
ヒートアップ、大村が2連続で大物をあげる!
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カスミアジ!でかいのに計量せず |
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カマスサワラ! |
ビチビチ...
宮武くんも数バラしの中ついにあげる!
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キハダ!本人はキメジと言い張っている模様 |
みんな続々と魚をあげる中、僕は数バイトとサワラの数メートルスーパージャンプバイトがあったのみで終了。一人悲しみの中swr根へ渡る。
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ポツンと浮かぶ小さい岩がswr根 |
一発目、宮武くんのマグナムミノーにでかいイソマグロがチェイス!が、swr根は潮が速すぎて釣りにならず、エサでもカッポレしか釣れない始末。石井くんが一度エサででかい魚をかけるがドラグがなかなか止まらず根ズレでやられる。なんだったんだろうか。
宮武くんがジグをシャクってカッポレをあげた。
工藤くんがオキナワマンビカで魚肉ソーセージとちっさい針を使ってイソゴンベを釣っていた。
潮が緩んできた頃に大村がマグナムミノーで30kgはあろうかというイソマグロをかける!しかしファイトの末根ズレでやられてしまう。
とくにめぼしい釣果なくmgn岩に戻ることとなった。
戻ってきたが、朝のような活気はなく諦めムードが漂う。
朝からswr根で小さいカッポレを釣っただけの僕は悔しさと意地をバネにルアーを投げ続ける。するとスパーンとでた!全然引かなかったので「宮武くーん助け呼んできて〜〜」などと言っているといきなりドラグが滑り出す!斜め下一直線に走る魚を一直線に引っ張り上げると、正体は
108cm、14kgのキハダマグロ!!しかも尻尾にファールフッキングしていた。大変なファイトにはなったがそのおかげで魚が右往左往せず根ズレもなくあげられたのかもしれない。
メーターオーバー、10kgオーバー、200mmを超える大きいルアーで魚を釣るなど、初めてのことばかりで記憶に残る魚となった。
これで活気付きみんなが残りわずかな時間ルアーを投げる。そして再び僕のルアーに出た!
ヒレナガカンパチ!90cm, 9kg
嬉しすぎて泣いてしまった。
こんな感じで二日目の沖磯は終了。泳ぐ魚がたくさんトップに出る、とても調子良い沖磯釣行となった。船長さんや大村やランディングとかサポートに入ってくれたみんなに感謝!
9/13 堤防エンジョイ
...と、ほんとは大長編にしようと思ったのですが流石に長すぎるので前後編に分けようと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!ではでは!