2020年3月26日木曜日

そういえば釣りに行っていた―コロナが大騒ぎになる前の話―

 自分が二年生か三年生か、微妙な溝口です。今回は手短に東京五輪が延期になるよりもだいぶ前に行ってきた二泊三日釣行の模様を簡単に書こうと思います。いつもダラダラと長くなってしまうので、手短に。メンバーは次年度無事に三年生に進級できた平沢、佐藤、溝口の3名。初めてのフカセ大物場、普段釣れるクチブトメジナではなく夢のデカ尾長メジナへの挑戦です。期待に胸を膨らませて、いざ。

〈一日目〉
 渡船は一切利用せず、地磯のランガンを計画。フカセは荷物が多いため、フットワークは鈍重になること間違いなし。お金は底をついても釣りに関しての体力は底なし()。
 まずは漁港でライトなショアジギング。フカセ釣り釣行であっても儀式なようなもの。巨大な亀とともに日の出を拝む。目論見通り佐藤が良型のサバを上げたのみでそれ以外は特に反応なし。移動しようとしたところ、軽トラのおっちゃんに話しかけられる。
「それは、危ないんじゃないのか(笑)」
 いつの間にか、釣ったサバを三枚におろして刺し身を食す佐藤と平沢。二泊三日の釣行の初っ端にサバの生食は野生。もちろん僕は食べていない。
 おっちゃんに風向きと入る磯の情報を教えてもらってランガン開始。しかし思っていたのと違う。浅い磯か、足場激高の崖が大半。風は少し騒がしいくらいでちょうどいいがウネリが半端ない。釣り場探しに苦労していると分厚い雨雲が空を覆いはじめ、あっという間に鈍色。突然の嵐で釣りはもちろんのこと釣り場偵察もままならない。泣きっ面にフグ状態でも諦めない男が一人。
「サーフでちょっと撃ってくるわ」
 佐藤の後ろ姿は暴風の中に消えていく。平沢と僕は横風に揺さぶられる車内で待機。すぐ帰ってくるかと思いきや意外と粘る。そして魚を持った佐藤が帰ってきた。無論、サバである。
 雨風が弱まるまでの長い長いドライブを経て風裏の漁港で夕まずめを迎え撃つも無念。やはりサバである。

一日目の結果を入力:「サバである」|

〈二日目〉
 初日の消化不良を晴らすべく、空が明けきらないうちから慎重に磯にエントリー。もちろん、道具を持って降りる前に下見をして入れるかどうかを判断。安全第一。ようやくまともなフカセができそうな磯で店を広げて釣り開始。数投目でウキが消し込むがササヨおばさん(イスズミ)。40cm近いが大物場ということもあり用意してきた普段よりも屈強なタックルで瞬殺。その後はまともな反応なく、僕が大波を三回被ったところで場所替えへ。初日の雨よりもずぶ濡れでショッパイ。一度目は汗の味、二度目はオキアミの味、三度目は涙の味。
 嵐の気配は徐々に遠のいていき、晴空にまばらな雨。きっとササヨおばさんの嫁入り。天気は回復したがウネリはいまいち弱まっていない状況。初日の偵察で個人的に釣れるだろうと踏んでいた場所へ行く。我々はその場所を「ディズニーランド」と命名。舗装されていない道を進むアトラクションを通過せねば辿り着けない。しかしここで我々は爪の甘さを思い知らされる。なんとすでに二台、アトラクションを越えた釣り人の車がとまっていたのである。「ディズニーランド」は我々だけの楽園ではなかった。二組の釣り人は目をつけていた釣座、ピンポイントで竿を出している。あまり魚が釣られている気配はないが、せっかくアトラクションを乗り越えてきた釣り場だから。ということでかなり長い遠足を決行してポイントを探索。幸運にも良さげなポイントを発見して一安心し、釣り始め。
 開始早々反応はあるものの小魚。おまけに平沢が釣った小メジナはいつもの可愛らしいクチブトメジナではない。そして尾長メジナでもない。それは第三のメジナ、オキナメジナであった。実物を見るのは初めてだった。第一印象は、ブサイク個性的な顔。珍しい魚に興奮する一同だったが磯の雰囲気に見合った魚が上がってこない。すると場所移動が頭をよぎった僕のウキが少し沖合の流れ出しで撒き餌と同調した瞬間に見えなくなった。半ば投げやりに合わせを入れると根掛かりしたような感覚。やっちまったと思った矢先に竿先が引かれる。生き物の引き、それも重い。道糸を出して竿の弾力を最大限に活かしながらファイトしていると小さめの亀がウキを食べようとして水面に上がってきた。まさかと思ったが嫌な予感は的中しなかった。予想の斜め上をいった。

 地球外生命体のような外見をした魚。サークルの某先輩によるとカンムリベラらしい。デカいのだと1m近くにまでなるらしく、55センチのこの個体はまだ半人前。それでも重かった。この魚に色めき立つも後が続かず時間が過ぎて諦めかけたとき、またも僕のウキが磯際で消し込む。ウキ止めがウキに到達する前にひったくられ、一気に磯際に突っ込まれるも竿を立て直す。突っ込み方でメジナだと確信するもいつもとは違う重量感。合わせを入れ直して必死のファイト。ようやく上がってきた魚はメジナだった。しかし、ブサイクなのである。顔だけではなく、全体が。

 オキナメジナ、45㎝。体高がある分、普通のメジナよりも引きが強かった。体色は鯉、口元も細かい歯が無数に並んで海水魚っぽさがない。というか、カンムリベラといい、オキナメジナといい雰囲気が完全に南国である。
 そして僕に負けじと竿を振る佐藤にも待望のあたり。

 40㎝を超えるサンノジ(ニザダイ)。おなじみの魚にホッとするもサイズ感はやはり南国。この後はめっきり魚影がなくなり水深も浅くなって様変わり。夕まずめに向けて移動。偵察がてらの移動中にハプニング発生(真面目にヤバかったので内緒)。夕まずめの実釣時間がわずかしか取れない事態となり磯へのエントリーは回避して夜釣りを続けて行える漁港に移動。地磯は明日の朝に行けばいい。

 佐藤と平沢はライトなショアジギングで探り、頑固な僕はフカセに固執する。足場の良い漁港でまともな魚は釣れないだろうと何の根拠もなく考えて仕掛けを投入すると一投目からウキが消し込む。上がってきたのは35㎝くらいのクチブトメジナ。その後も一投に一匹のペースで30〜40cmのクチブトが釣れる。その様子を見た佐藤と平沢もフカセを始めるもサバの猛襲。しばらくするとメジナの時合は過ぎ去って日が落ちた。すっかり暗くなると電気ウキにチェンジしたフカセは完全な空振り。サバを身エサにしたブッコミに変更した佐藤と平沢の竿には反応があり、期待が高まる。すると平沢の竿がしなる。堤防に響くドラグ音。

 って、いや。オジサンやないかーい。デカいけども。
ドラグが緩かっただけなんて(泣)。その後もブッコミは反応あるも佐藤がウツボを釣り上げたぐらい、フカセは撃沈。雨も降り出す始末。
「いや、明日がまだある」
 三人がそう思った矢先、僕の携帯に着信が。宿の主人からだった。
「あの、明日の帰りの船の欠航が決まって。明日の朝に来る船で帰っていただくことになるかと」
「明日の朝の船というと、いつ出船でしたか?」
「朝6時ごろ」
 現実は非情だ。電話を切った僕は平沢と佐藤に無念を告げて車に向かう。翌日の朝用に買い込んでいたオキアミをどうにか処分せねばならなかった。

二日目の結果を入力:夢の楽園はたぶんフロリダのディズニーランド。現れたエイリアンにSF感を感じるも、その後の登場人物は翁と山の爺、それとオジサン。王道ものを期待していただけになんとも奇々怪々なストーリー。明言できるのはユートピアを動かしているのはシニア世代だということだ|


 いつでも思い描いた魚が釣れる釣りなど存在しない。エサだろうとルアーであろうとそうだ。今回の釣行にはまだ続きがある。今回は姿すら見せてくれなかったデカい尾長メジナを釣り上げる。そのリベンジを果たすときまでは終われない。否、終わらない。

To be continued...





2020年3月14日土曜日

金魚釣り日記

1月26日(日)大潮4日目
 バチ抜け初戦は去年10連敗以上した多摩川へ。寒いし生命反応も無いしで2時間ほどで撤退!ツイッター見た感じ僕らが帰った後に釣れてたっぽいw
2月9日(日)大潮3日目
 対馬君、冨田さんとこの日も多摩川へ。水面が波立っていってやり難い....3人とも坊主!
2月10日(月)大潮4日目
 コンディション良くて釣れる気しかしなかったがまさかの坊主....
2月12日(水)中潮2日目
 ツイッター見た感じ昨日そこそこ釣れていたみたいなので懲りずに出撃!現場に着いてからしばらくはなにも起こらず今日もダメかと思ったが、満潮時刻から20分程経った頃急に水面がざわつき始める。するとエリテンが「ボッシュ!」という音とともに水中に引き込まれる!
60くらい

 再びキャストするとまたヒット!
50くらい

 その後は2バラシで終了。

2月13日(木)中潮3日目
 昨日の感覚を忘れないために今日も出撃。満潮から30分ほど経った頃に急にヒット!が手前まで寄せたところで無念のバラシ(60くらい?)。その後もボイルは昨日と比べるとだいぶ少なくなったが反応はポツポツあり2キャッチ1バラシ3誤爆で終了。
40くらい

手ブレ(30くらい)

 昨日今日でなんとなく掴んだコツは①岸と30〜60度くらいのアップクロスに投げる②流れと同じ速さでエリテンを巻く③ドラグはゆるゆるにしといて掛かったら締める

2月24日(月)大潮3日目
 釣れたらラッキーくらいの気持ちで対馬君と出撃。案の定ボラが舞っているだけで2人ともホゲ。大潮3日目ではあの場所はバチが抜けないのかもしれない...

2月25日(火)大潮4日目
 流石に今日は抜けるやろと思って出撃したが、下げ始める時間になっても風と流れが打ち消しあっていてイマイチ流れが効かないしボイルもおこらないorz これは釣れないパターンかと思ったが予想時合より30分ほど遅れてボイルが始まり初フィッシュ!
30くらい
 これは手前でヒットしたのだが、今までやってきた感じ手前は数は多いが小さいのも多い気がしたので、試しに岸から離れたところを狙ってみた。すると数投目でヒット!今までとは明らかに違う強い引き!全然浮いてこないしすげー突っ込むしで苦戦するも何とか浮かせることに成功!「自己記録更新サイズだ!」と思ったのもつかの間、やばい方向に泳ぎ始める!焦る俺!

ツル、ゴロ、ボチャーン‼️』

テトラで盛大に滑って腰まで入水!何が起きたのかよく分からなかったが、取り敢えず目の前に浮かんでいた魚を掴んで岸に上がった。
ランカーに1cm届かず...泣いた
 この一匹で満足したので帰りたかったが、びしょ濡れのまま電車に乗るわけにもいかず、寒さで震えながら釣り続行w 1匹追加したところで服がある程度乾き、雨も降り出したので帰宅。内容の濃い1日だった。
50cmくらい。岸から離れたとこでヒット

2月26日(水)中潮1日目
 93cm未満のシーバスは俺の中では全て金魚になった。今日はどの川もでかいのがそこそこ釣れていたらしく、中でも今日行った川はランカーが少なくとも5本は上がっていた。
 バチは今年1抜けていたが、抜けすぎる前と抜けきってバチの量が減った後がチャンスだったのかなあ.... 1バラシほげ

2月27日(木)中潮2日目
 風が強く波も立っていて金魚も釣れなかった。なんかバス用のルアーで後ろにプロペラがついてるルアーで引き波を強く立てる事で、波っ気がある中でもルアーを目立たせてランカーを釣ったという人に会って、色々試すことの大事さを再確認。

2月28日(金)中潮3日目
 今日は釣りやすそうな天気だなと思いながら満潮頃に到着したら、あたり一面人だらけでガン萎え。しかもボイルもないしで全然釣れない.... 結局この日は隣の人が釣った一匹しか魚を見なかったし、他の川も渋かったらしい。今回の潮回り全然釣れずに終わったな。鬱

3月13日(木)中潮1日目
 風と波が逆でやりづらかったが、バチ抜けも中盤に入ったからか19時から21時まで数は少ないがボイルが続いていた。2キャッチ2バラシ。全部金魚。
60cmくらい



50cmくらい

3月13日(金)中潮2日目
 中潮2日目なのにバチ抜けず打つ手なし。目の前でバイトあるも一瞬でフックオフして終了。今期の川バチも結局ランカー釣れずに終了...






2020年3月11日水曜日

わいわい・磯さんぽ

どうも、お久しぶりです。石井です。
ホゲました。hogeeeeeee!!!!!!!

以上です。わいわい。

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(正木さんと磯ヒラもとい磯さんぽをしてきました。磯歩きはいいですね。ぼくは今回は初めての磯ヒラだったので、荒波と磯歩きに慣れるので大変でした。難しいけれど、磯ヒラはとても面白いので、また挑戦したいです。)

2020年3月5日木曜日

「人」の「夢」は「儚」い





波が荒磯に噛みついて砕ける。刹那、視界をしぶきが遮る。その向こうに虹を見た。瑞兆と呼ぶにはあまりにも儚く、遠い虹を。








勝者の裏には必ず敗者がいる。これから語るのはそんな負け犬の遠吠えだ。読めば不快になるかもしれないのでぜひ読まないでほしい。






<day1>
正木さんが一時的に帰るこの日。まずは朝マズメで実績のある磯を攻めるが潮が走らず魚からの反応はない。レンタカーを返すために早めに上がる。



再び仕切り直して自転車で出発。干潮周りの潮止まりから上げ始めを狙いキャストを続けるがやはり潮は流れない。




この日は魚に会うことができなかった。





<day2>
この日は前日のポイントに見切りをつけ新しいポイントへ。が、潮は流れない。




ここでアクシデントが。宿泊していたキャンプ場が新型ウイルスの感染拡大の煽りを受けて臨時閉鎖するというのだ。




釣りをしている場合ではないのでとりあえず宿を探す。すると、島で知り合ったEさんのご厚意で泊めていただけることに。本当にありがたい。






が、再びアクシデントが。キャンプ場から荷物を運び出す際に、自転車で転倒し左手を捻挫してしまったのだ。釣りで直接怪我をしたわけではないとはいえ疲労が溜まっていたことが原因であろう。長期遠征での体調管理は今回の大きな教訓である。








せっかく超一級ポイントに来ているのに釣りができない。












焦りが、募る










<day3>
この日は無理を押して前日にキハダがあがった堤防に向かう。Eさんの家から堤防までは長く高低差のある道が続く。ただ大物を釣りたい一心で、泣きながら、左手首をかばって自転車で坂を登る。





1時間半かけてやっと着いた堤防で釣りを始めるも手首のあまりの痛さにキャストができない。










自分は何をしているのだろうか











帰りにまた坂を登っていると親切な島民の方が自転車ごと車に乗せて送ってくれた。



島民の底知れぬ優しさに触れると同時に、独りよがりの自己満足で行った行動の尻拭いを他人にさせてしまったことに罪悪感を覚えて、助手席で涙が出そうなのをグッと堪えていた。





Eさん宅に着いても、暇なので休養をとることにした。






釣りをしない時間は色々と考え込んでしまう。





 「運も実力のうち」。僕はこの類の言葉が嫌いだ。
  努力して得た結果を「運」などというチンケな言
  葉で片付けてもらっては困る。だからこそ釣果に
  偶然はなく必然だと思っている。




  それでも、考えてしまうのだ。もしあの時自分が
  同じポイントにキャストしていたら、なぜ自分で
  はないのか、自分の番はいつなのか、俺は、俺が、
  俺だと。









  そんな自分のことしか考えていない自分が、


  


  嫌いだ。





  どうしようもなく。









  それでもこんなどうしようもないクズのことを心
  配てくれる人、世話を焼いてくれる人、そして
  無茶をしたことを本気で叱ってくれる人がいる。



  世界は優しすぎる。



  その優しさがまた、傷口に染みる。





<day4>
この日から正木さんが再び島に戻ってくるため、お礼を言ってEさん宅をあとにする。さらに島に来て免許証を忘れて困っていたIさんも最終日までご一緒することに。


が、僕はまだ釣りをすることができないので一人で磯を眺める。





そんな時に限って青物のバイトがよく出る。惜しくもフッキングには至らなかったものの、この日は多くのチェイスやバイトがあった。






この日からまたまた島で知り合ったYさんのご厚意に甘えて空き家に泊まらせてもらえることに。本当にお世話になりました。





<day5>
一日釣りができるのはこの日が最後。だが、僕はまだ釣りができないため虚無な時間を過ごす。



それはもはや拷問と呼ぶのにふさわしい。永遠とも思われるような長い時間が経って、赤い火の玉がやっと水平線の向こうに沈んだ。






この日も魚の姿はない。








<day6>
この日の朝マズメが本当に最後。腕の怪我もある程度回復したため僕も最後の悪あがきをする。入ったのは正木さんが巨マサを釣った磯。



わずかな時間ながらもIさんと二人で強烈な横風の中休むことなく投げ続けた。











磯は、沈黙を守ったままだった。









朝から北のほうに見えていた虹が、帰る頃には無くなっていた。


















虹とはなんだろう。絶望の雨に打たれた人々を照らす希望の光、美しき光。






だが、そこに一種の残酷さを垣間見てしまうのは僕だけだろうか。それを見たものは否応なしに惹きつけられる。二度と忘れることはできず一生追い続けることになる。たとえそれがどんなに遠く、儚くても。



そうして虹を追い続ける人はそれとはおよそ真逆の、死に至る病に徐々に蝕まれていくのだ。













虹は、夢だ。


虹は、呪いだ。









釣り場を後にする車の中にワイパーの音が響く。

雨はしばらく止みそうにない。








              投稿者:宮武

磯から巨大ヒラマサを釣る

4年正木です。
就活が近づいてきたので、ぼちぼち学生特権を利用した釣りも終わりです。
釣りしかしてこなかった学生生活、この釣りに捧げた日々を締めくくる、納得のいく魚をなんとか一本釣りたい。
そんな思いで今回の遠征に臨みました。

前置きはこんなもんとして、今回のブログの本編に入ります。
例年迷う春休みの遠征先ですが、今回はヒラマサの数はクソ少ないけど磯から釣れたらクソデカイ、そしてシーズンは2〜4月というあの海域に遠征してきました。
この海域は冬の季節風で基本まともに釣りできず、一瞬の良いタイミングを狙って磯に入る必要があるため、今回は春休み中に3回遠征する予定でした。
同行者は1年宮武です。


遠征初回(2/25〜28)
○1日目
初回の日程の予報を見る限り、最も可能性のあるポイントに行けるのはこの日しかありませんでした。ひたすら山道を歩き、崖を下り、磯に入りました(行き道1時間)。しかし予想以上の爆風とうねり、そして一ミリも動かない潮。夕方までやって何も起こらず帰りました(帰り道2時間)。




○2日目
朝まずめ、爆風爆荒れ予報のため、なんとか釣りできそうな初見の磯に入らざるを得ず、暗い中エントリールートがわからず遭難。そうこうしていると爆雨が襲来し、釣り場まで命からがらたどり着いたものの爆うねりで釣りしたら死ぬやつ。帰りました。
午後からも相変わらず北風が強くほとんどのポイントに入れないので、唯一行けそうな南のポイントに入りました。2年前に来たとき、この場所を管理していると自称するおじさんが藪から現れ、駐車の仕方を注意されたのがトラウマで、極力来たくなかったのですが(案の定今回も藪の中にいた)。

ここではギリギリ釣りになるもののうねりが高くトップは引けないため、シンペンを水面下1mくらい沈めてジャークしてくると1バイト。60cmくらいに見えました。暗くなるまで粘るも終了(一応ダツ2匹)。


磯鉱物探し楽しい


○3日目
この日の朝はマジで入れる磯がなかったので堤防でお茶を濁しました。しかし何も起きず。
午後は若干北風が弱まる予報だったので、一か八かで2番目に良さそうな北西の磯に行ってみると意外と釣りができる状況(時折足元を波が洗う)。
まずはトップから。出ず。
というかこんなに海面がうねっててトップに出るのか?うねりが高い時はうねりの下を通すというのは磯ヒラの基本ですが、昨日シンペンでやったように水面下を引いてくるのが良いのではないか?
ということでミノーにチェンジ。

ミノーといえば磯から日本記録級のイソマグロを釣り上げた大村先輩ですが、大村先輩から
「ミノーは虚無アヘ顔無の境地で頭空っぽにして巻いてると釣れますよ」
というようなアドバイスを頂いていたので、虚無アヘ顔無の境地で頭空っぽにして巻きます。

1投目、出ず。
2投目。正面に投げたミノーが左に向かう流れに押されながら進み、40m程先の沈み根を抜けたあたりでガチーンと根がかりのような感覚が。

潜っても50cm程度のミノーが根がかりするはずないよなぁと思った瞬間一気に竿を持ってかれました。この時足場がツルツルで体勢を崩され膝をついてしまいました(一敗)。

沖に根があるのはわかっているので、すかさずスプールを握って走りを止めます。10m程で止まってくれましたが、こっからさらに走られると負けなので全力でスプールを握り竿を立て耐えます。しばらく膠着状態が続き、魚がこちらに動き始めました。一気に浮かせないと足元でやられるので鬼のポンピングで浮かせます。しかし思い通りには浮きません。そうこうしていると手前まで来た魚が岬の先端に立っている自分の右後方のワンドに向けて突っ込み、のされて正木は再びすっ転びました(二敗)。
竿をのされた勢いで本線peが足場の磯にあたりそうになり一巻の終わりかと思いましたが、奇跡的にあたりませんでした。


写真左に立っていて、右上の突起にあたるところだった


冷静にベールを返して糸ふけを取りながら足場を移動し、すかさずテンションを張り直します。5ヒロ取っていたリーダーがガイドに入り、ここからは一歩も走らせないつもりでスプールを握り、旋回して再び沖に走ろうとする魚を止めます。しばらく耐えていると横になって浮いてきました。そこそこ大きいヒラマサです!1mちょっとかな?宮武にランディングをお願いするもギャフが届かない、刺さらない。宮武はこのギャフが長さを伸ばせることを知りませんでした(3敗)。

ギャフ伸ばせ〜!!!とかなんとか1分くらい叫んでいるとリーダーが手前の岩に引っかかりました(4敗)。
今度こそ終わったな…と思っていたら宮武がずぶ濡れになりながらも決死のギャフがけ!決まった!


いやデカイんだが

てか太っと!!!
なんだかランディングした瞬間に魚が1.5倍くらいに膨らんだ気がします。

元々リリースするつもりでしたが、デジタルスケールで重さはかったら25kgは超えています。しかし重くて手が震えて一定値になりません。
熊井先輩の「記録は追う人を苦しめるもの。なるべく正確であるべき。」という言葉が頭をよぎりました。背負って崖登るか…


こういう40L防水バッグは2000円くらいで買えておすすめです。

釣具屋さんに電話し、計測の許可をいただいて持ち込みました。釣具屋の25kgまでのはかりが振り切れて測れず、結局漁協のはかりで計測。



137.5cm 26.2kgでした!!!



サイコー!!!


○最終日
朝マズメ2時間ほどやって宮武のスイカ色マグナムミノー200Sで1バイトあるも撃沈。


○総括
99%運でキャッチできたような魚でしたが、この一匹を釣るまでにそこそこ努力してきたつもりなので、1%くらいは自分の手柄と思って自信にしてもいいのかなと思います。
釣友会に入り、鋼の精神を持った先輩や、経験豊富な後輩との交流がなければ獲れていなかった一匹だと思います。そもそもこんな釣りと出会うこともなかったでしょう。
言いたいことは他にも山程ありますが、この記事ではこれぐらいにしておきます。

P.S.
いつも宴会やっている正木の寮があと2年居住可能になりました。正木は釣友会大好きなので言ってくれればいくらでも幹事しますし、これからも釣った魚でちょくちょく宴会しましょう!

2020年3月3日火曜日

ハクレン釣るぞ

こんにちは、3年のなかむらたけです。

まえのハクレン
http://toudaichoyukai.blogspot.com/2019/12/1213.html
から、何度か再びハクレンを釣りに行ったのでまとめます。

2/8

1人でハクレン釣りに行きました。
結果は4キャッチ1バラしと鯉一匹ボラ一匹
メーターが釣れて嬉しかった。ハクレンはやっぱ楽しい。繊細なアタリをきっちりとるようなウキ釣りは衆楽園なき今ここでしか味わえないかもしれない()。
あと、あわせてのった瞬間の重量感も気持ちいい。
粘液が出るのと臭いのは勘弁してほしいけども...
メーターくらい

70くらいの大型鯉、お腹が膨らんでるのは病気...?
ちなみに鯉はめちゃくちゃ首振って楽しかった

2/11
2年佐藤くんと1年対馬くんを誘って行った。
あさ早いうちに僕が一匹。ここでロッドが折れる悲しい事件。とりあえず1匹キャッチ
めちゃ重い

このあと僕は折れたロッドの先で延べ竿みたいにして釣りするもノーヒット。
2人はアタリが取れず苦戦している様子。

終盤わかりやすいアタリにしっかりアワセて佐藤くんが1匹キャッチ。おめでとう!

でかいよね

対馬くんは残念ながらノーキャッチ、リベンジ!

ちなみにこの日、某有名大物釣り師他御一行もハクレンを釣りに来てた。
某大物釣り師さんだけボコボコ釣っていた。やはりずっとやっている人は違うなあ。。。

3/2
また同じメンバーでリベンジ釣行。
朝から強風で苦戦。でも昼頃から落ち着いてきてアタリもかなり増えた。
でもアタってもなかなかのらない。今日は活性が低かったのかも。特に朝方は全然ダメだった。

折れたので新品のロッド

僕が3キャッチ3バラしくらい、佐藤くん対馬くんはそれぞれ1バラしくらい。
でも対馬くんは苦戦していた小さいアタリを取れたらしく、これはまたリベンジに来なくては!

ちなみになぜか2人とも終盤で棒ウキを折る事故。次はヘラウキを買うのがいいかも!
ただヘラウキは餌の重さに耐えられるのかわからないところ、ぜひ試してほしいと思います。

ハクレン、体がでかいのにめちゃくちゃ繊細ですげえ楽しいので気になる人は行きましょう!
タックル破壊の心配を常に抱えてファイトすることになりますがw
ではでは!



2020年3月1日日曜日

冬の管釣り修行

お疲れ様です。2年の佐藤です。

今回は2年のトラウト隊長こと高井くんのお誘いもあり、個人的にはかなりご無沙汰の管理釣り場へ行ってきました。

メンバーは高井くんと中村くんと平沢くんに僕を加えた4人です。

行先はというと、静岡県はすそのフィッシングパーク!

その前哨戦として王禅寺にも行ったので併せて書きます。



~王禅寺篇 2月12日(水)~


王禅寺には昨年の5月にも行ったのですが、その時はゴールデンウィークで人も多かったためか爆死した記憶があります。

中村と平沢と僕が仲良く2匹ずつ釣りましたね。6時間で。



そんな雪辱を果たすべく、多忙な平沢を除いた3人で行ってきました。


やっぱり人は多かったです。平日だぞ!

最初はジロー池でやってましたがあまりアタらないのでイチロー池へ。

するとままアタります。

高井のオススメで買ったザンムidoで。




さすがの高井は僕や中村の3倍くらいのペースでかけてました。





となりのフェザージグ老夫婦はめっちゃ釣ってました。

やっぱりフェザージグは強いなと。

フェザージグ以外ではクランクに反応が良かった気がします。


最終的には僕が4キャッチ、中村が5、高井が12、3って感じでした。

昨年のゴールデンウィークよりは魚の反応があったので、そこそこ楽しめました。バラシがキャッチの2倍くらいあったので、そこは反省です。


ラーメン食って帰りました。




~すその篇 2月26日(水)~


夜11時くらいに渋谷でレンタカーを借りて出発しました。ワクワクです。



                                            

どんな山奥にあるんだろうと思ってたのですが、意外と街中にあってビックリしました。



ネコを支配下において満足気な高井。


まずはクリアポンドからスタート。魚がデカい!

みんなポツポツと釣り出しますがやっぱりデカい!アベレージが40近いって凄い。



魚がキレイ。


やっぱり放流直後は反応良かったです。

ちょっと渋い時間帯になってから、一番下のミックスポンドに移動したのですが、ここが個人的に1番楽しかったです。

サイズはそうでもないけど、スプーンを投げて、ちょっと早めに巻くとすぐ喰ってくる。

ちょっとアタらなくなったらスプーンを変えればまた1投1匹みたいな感じの接待フィッシング。



平沢と二人で、「もしかしてバ〇なのかな?」
みたいな話をしてました。

でもラスト近くでもう1回癒されにミックスポンド行ったときはそこまでの反応はなかったので時間も良かったのでしょう。


高井はいつも通り我々の倍は釣ってました。

マッディポンドでは中村が若干無双していた時間がありました。

平沢はXが少し硬いのか後半苦戦してました。


そんなこんなですごく楽しめました。小さめのを含めると数え切れませんが、40くらいのは4人合わせて35匹くらい釣ったかな?これは絶対赤身だ!と思える魚が釣れなかったのはちょっと心残りです。

帰りはハンバーグをタイムアタックで食って帰りました。

さわやかな人々。

オフシーズンとなる釣りが多い中、真冬でも楽しめる管釣りはいいものだと思います!

すそのでスプーンを使って釣れたのが個人的には嬉しかったです!

次は日本イワナセンターだ!


おまけ




捌いた結果としては、赤身になりかけの魚が多かった印象です。でも普通にサーモンのうまさでした!

あと、先週くらいの正木さんたちのすその釣行といろいろ被ってる気がするのは偶然です。