「厳寒期は大型のタイリクスズキが狙えることで知られ、過去幾多のメーターシーバスが捕獲されているフィールド」
そんな言葉に踊らされた三年正木と森村の二人。
2/8~2/12の4泊5日、ひたすらシーバスを追い続けるという近年珍しい遠征となりました。
というのも昨年末の高知合宿、他の参加者の方々が帰宅した後も高知に残っていた正木はしれっとランカー?シーバスを捕獲していたのでした。
ガバガバ計測なので実際は多分78cmくらい()
20m先のブレイクに沿って流し込んでターン直後に軽いジャーク2発かましてゴゴゴッとかいう超理想的なヒット。
そして3日前にも77cmを釣っていたこともあり、高知で真面目にシーバス狙えば普通にめっちゃ面白いんじゃね?
と思って冬の高知のシーバスについて調べると、
https://www.youtube.com/watch?v=MAGQGkL6RRM
真冬にブチ切られる大野○うきの動画。激アツ。
ということで現在の釣友会ではおそらく栗本部長の次くらいにシーバスを愛している男、モリムラを、
「サーフでヒラメ・ブリも出るし、ナイトシーバスもアツいし、チニングに逃げればホゲないし、主な費用は高知までの夜行バス代しかかからないよ!釣り物が少ない2月にエンジョイフィッシングしよう!」
とそそのかし、極寒の高知へと連行したのでした…
DAY1
関東以北には今冬最強の寒波が襲来する一方、比較的穏やかなもののやはり寒い高知。
朝着の夜行バスに乗って現れた森村と合流し、まずはポイント偵察へ。
バチ抜けの釣果情報も聞いていたので、とりあえずこの日の夜はバチが抜けそうな小河川周りにエントリーすることに。
ここでたけに頼まれていたショアGTロッド(ゼニス 零式GTエクスペディション11)を購入。そして一旦帰宅し仮眠。
午後6時ころから釣り始め、満潮前後をうつもバチの気配はなく、また流れがあまり効いていない養だったので移動。
下げ3分の時合を大野○うきがブチ切られていたポイントで粘ることに。
この時期の高地はバチパターンでなければハゼパターンらしく、バイブレーションをボトムから離さないように早巻きして砂煙を起こし、シーバスの捕食スイッチを入れるという釣り。
ナイトゲームでこの速度でバイブレーション巻いてほんとに食ってくるのかなぁ…
と思っていると早速ついばむようなバイト!
なるほどキチヌさんか~
ほんとに釣れるやんけ!
早巻き早巻き早巻き…
今度は森村にヒット!
55cmくらいの本命シーバス!
森村は再び同じポイントで50cmくらいのシーバスをもう一匹追加。
サイズはともかく銀ピカできれい。
しかしひたすら同じ場所でバイブ早巻きしてスレないわけがないのでは?
と思い一つ上の橋脚に移動。
移動後またも森村が釣るも今度はセイゴ。
ここまでシーバスが釣れていない正木は焦るが釣れない。釣れない…
とまたもや森村にヒット!
なんか魚が違うぞ…?
まごっち!
ヂャンプライヅ撮りしたので大きく見えますがサイズは30cmくらい。
とここで最初の橋脚に戻ると高知第一釣人を発見。
話しかけてみるとクッソいい人でいろいろ教えてくれたのですが、
「一番いいサイズがでるシーズンは12~1月。今は70cmくらいが釣れれば十分でかいかな?」
とのことでウーンというきもち。
湾内ではとりあえずそこそこ魚が釣れて楽しめたので、年末年始にサイズが出た大河川の河口に大移動。
すでに森村が充電切れしたので30分仮眠してからエントリー(実はしれっとアラームを15分に設定しておいてモリムラを叩き起こして釣りに行くつもりだったものの無事正木も寝過ごし30分仮眠)
しかしここでウナピ(シラスウナギ漁師)とバッティング!
干潮周りはウナギ取れないからいないはずでは…
そうでもないんですかねkmi3?
この時点で3時。朝マズメはこのサーフでことにして車中泊…
して朝6時起床!
したはいいのですが、真冬に車中して朝マズメやったことがある人はわかると思うのですが、マジで体が動きません。ほんとにきついです。
今回本命シーバスだし、まぁ朝マズメサーフはいいか!
ということで朝マズメブッチ!(1回め)
しかしそこそこ釣れてまさにエンジョイフィッシング…
DAY2
夕まずめはちょっとブリ・サゴシを狙ってみることに。しかしジモティーに話を聞くと、一週間前までは良かったものの、ここのところの冷え込みで川の水温が下がり、淡水が効いているエリアからはブリが離れてしまったとのこと…
ということで早々と切り上げて
カツオのたたき丼
漢森村。高知三回目にして初めての観光!
ひろめ市場にて高知初のカツオのたたきを食す…
これで森村は「三大怪魚を釣らずに観光」三種目制覇にリーチ。
エンジョイ遠征だからこれでいいんです!!!
オールフリーで爆釣前祝いしたのち、昨日と同じ場所でナイトゲームすることに。
しかし昨日のイージーモードから一転激渋シブ!
正木のセイゴ一匹で終了。
しかし一応二人共真冬のハゼパターンをバイブレーションで攻略できた?のでこの釣りはもういいかな?と見切りをつけることに。サイズも出なそうだし…
ということで明日からは大移動して車中泊しながら昨年130cmのタイリクが上がったという四国南西部の河川を攻めることに決定!
この川の河口に冬になるとヒラメが寄ってくるそうで、デイゲームでヒラメ・タイリクをコンスタントに上げている動画もあり、期待大。
家から車で2時間半程かかるため、朝4時に起きることにして一度帰宅。
森村に先に風呂に入ってもらうことにし、正木はこたつに入っているとウトウト…
DAY3
朝マズメ寝ブッチ!!!(2回め)
こたつで寝てしまったようで体バキバキ。奇跡的に5時半に起きたので軽症。
なんと森村のほうも俺が先に風呂に入ると思っていたそうで、風呂に入らないまま寝てしまっていた模様。正木よりは少し早い5時過ぎの起床。
流石に朝マズメ二連ブッチはやばいので二人共風呂は諦め車に飛び込み出発。
ポイントに付いたのはすっかり明るくなった午前8時。
そして朝マズメを逃した結果PNB…
ですがランカークラスのシーバスが目の前を通る、水面を騒がせる10cmほどのボラなど、状況は非常にいい感じです。
とりあえず風呂に入り、潮が引く夕まずめにウェーディングすることに。
大人一人600円でド田舎の大海原を望む桧の露天風呂という神風呂で心も体もリフレッシュ。
その後橋の上から橋脚周りを見てみるも、どこもチヌばかり…
一匹だけ明らかにメータークラスの青い背中が揺らめく様を目撃しテンション上がるも、トド説も捨てきれない…
夕まずめ。せっかく温まったのに真冬のウェーディングはやはりあたまわるい。
動画ではスピンテールジグのかなりテンポ早めのリフトアンドフォールで釣っていたのでひたすら真似するも無反応…
ここでVJ-22でワームを投入してみることに。
しかしVJ、フックが鬼小さい。確か#12。
ドラグユルっゆるにしてキャスト。着底。リトリーブ開始…食った食った!
渾身のアワセ!(ズルー)
ドラグゆるめすぎた!!!
締めてアワセ!!(ズルー)
もうこのままファイトするか!!!(ズルーズルーフッ)
バラシたぁあ!
この歯型はヒラメでしょ…
あまりにもひどいファイトでした…
#5フックのハウル持っていれば…
そんなことを悔やみながら投げ倒すもフグチェイスのみ。
森村が再び充電切れしたので一人でナイトゲームするもルアーロストしたのみ。
朝マズメのポイントまで移動して車中泊。
DAY4
ん?明るい…?(スマホを見る)(7:00)
朝マズメ寝ブッチ!(3回め)
アラームをかけて寝るということを学習しない二人。
まぁ昨日よりは朝はやくから釣りできてるからセーフ?
ということで脇に竿を挟んで準備していると、寝起き+寒さによる悴みでタックルを地面にポロリ。
うわっと思い見るとセルテートのローターが粉砕し真っ二つに…
気を取り直せないものの釣りするしかないので投げる。
昨日唯一反応があったワームを、VJではなくフックの大きな普通のジグヘッドでキャスト。
ラインスラックを持ち上げる感じで流れに乗せてフワフワとリフトアンドフォールさせているとヒット!
今度はドラグ一ミリも出さずにぶっこ抜き。
浮いてきたのはシーバスでもヒラメでもなく…
マゴチ!これは48cmでした。多少まともな魚が釣れてウレシイ…
よく見るとセルテの奥側のローターがぶった切れています。
しかしわしらはメーターシーバスが釣りたいんじゃ!
ヒラメはどうもそんなに入ってなさそうなので、シーバスに狙いを絞って昨日ちゃんと攻められなかったナイトをしっかりやってみることに決め、仮眠。
夕まずめから釣りを再開し、ひたすらバイブ・スピンテールを投げるも無反応。
あっという間に日が暮れ、そこから2時間何もなし。
もはやサイズは関係なく、この川のシーバスを攻略したい。とにかく一匹が欲しい。
思いつく限りのアプローチを試す。
冬だし結局リアクションなんじゃね?と思い、ナイトではアピールが強すぎて使わないイメージのあった鉄板バイブ(レイン)をジャークを織り交ぜながら巻いていると、ジャーク後の一瞬の間で吸い込むような感触が!
そして沖でエラ洗い!念願のシーバス!
足元まで寄せ、ライトで照らすと50~60cmくらい。ヒラっぽいな?
と思っていると足元でまたしてもエラ洗い(スポーン)…
はい。
バラしました。
絶望。
この一本が取れればまぁ納得できるな。という感じだったので、森村共々意気消沈。
その後同様にバイブレーションでワンバイトあるも不発。
次の日の飛行機で森村は帰るため、もう高知中部に戻らないといけない…
心残りを残したままこのポイントを去ることに。無念。
DAY5
朝マズメ寝ブッチしませんでした!(1回め)
車中泊し、年末高知でも攻めたいつものサーフでやってみましたが、やはり川の水が冷たすぎるのか生命感なし(ボラは平和そうに跳ねていました)。
ーこれにて苦行極寒車中鱸釣り終了ー
まとめ
エンジョイフィッシングとはなんだったのか。終わってみれば真冬に車中3泊といういつもの苦行でした。
まぁそれでこそ釣友会という気もします。
今更ながらリバーシーバスの楽しさに目覚めました。このブログを書いている今も明日の狩野川チャレンジの準備をしています。今年は利根川とか八景周りのウェーディングとかしっかりやってみたいので、付き合ってくれる人がいると嬉しいです。
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