2019年8月2日金曜日

奥日光の渓流、湯川

 2年の高井です。

 栃木県の日光といえば、東照宮や華厳の滝などがあり観光地として知られています。多くの観光客が訪れる日光ですが、中禅寺湖や湯川など釣りのスポットとしても有名です。今回はそんな日光の湯川に渓流釣りに行ってきました。石井さんはフライ、工藤さんはルアーとフライの二刀流、高井はルアーでトラウトを狙いました。

 湯川は渓流といってもその渓相は日本の渓流らしくはなく、流れが変化に富んでいて少し特殊な雰囲気があります。特殊な歴史があるようで、日本におけるフライフィッシングの聖地と言われています。対象魚も特殊でブルックトラウトやニジマス、ホンマス(ビワマスとサクラマスの中間種)などです。キャッチ&リリースが義務付けられており、生息個体数はとても多いようでした。


 今回は奥日光に前日入りし、釣魚券販売所が開くと同時に入漁券を購入して朝一でポイントに入りました。フライの石井さんは上流側から釣り下り、ルアーの工藤さんと僕は釣り上がります。
川沿いに遊歩道がある所もあり、観光客や遠足の子供たちが頻繁に通ります
渓流が少し特殊なこともあって初めは少し戸惑ったのですが、いろいろな種類のルアーを試すうちに軽めのスプーンが使いやすく、反応がいいことがわかってきました。所々で魚が反応してくれました。

ブルックトラウト。この個体は尺ぐらいありました
工藤さんも尺クラスをゲット!
工藤さんに言われて気づいたのですが、大きめの落ち込みや深みのある淵、倒木の脇などまさに釣れそうなポイントではアタリがほとんどありませんでした。有名フィールドだけあって誰が見てもわかるポイントの魚はスレていたようです。ちょっとした落ち込みや枝があって攻めにくいポイントを丁寧に攻めることで、数を稼ぐことができました。

 石井さんはフライで攻めていたのですが、ドライフライにアタックはあるもののかけることができず(魚の捕食が下手なのか?)、苦戦していたようです。フライフィッシングの聖地として有名な湯川でも、この日はルアーが当たりだったのかもしれません。



 一度川から上がって休憩をした後、少し下流のエリアに入りました。このエリアは川底に藻が繁茂しており、イギリスの河川を思わせるような渓相です。
 このエリアで石井さんがドライフライでブルックを釣り上げます!湯川の雰囲気にフライフィッシングが似合っていてかっこいいです。

魚影が薄いエリアでの貴重な一匹
石井さんのドライフライにバイトが多くあったようで、ハヤが何匹も釣れたそうです。

このエリアはハヤが多かった(笑)


 そして夕方、最後の1時間で初めに入ったエリアに入り直しました。

 僕は引き続きルアーでトラウトを狙っていたのですが、あるポイントで淀みと巻き返しを狙おうと少し上流からキャストしていたところ、淀みや巻き返しの方ではなく強い流れの中にいいサイズのニジマスが泳いでいるのを見つけました。しかもよく見ると流れの中には40cmは超えるであろうニジマスが3匹とブルックが複数いるのを見つけました。

 この時までに数は釣れていたので、僕はデカニジマスだけに狙いを定めることにしました。ミノー、スプーン、スピナー、ペンシルなどルアーを頻繁に変えて様子を見たところ、ある一匹はジョイントミノー、他のある一匹はフローティングミノーに反応がいいことがわかりました。

 ジョイントミノーに反応にいいニジマスにいろいろな角度、アクションでルアーを見せたところ、一度バイトは得られたもののフッキングに至らず、その後姿を消してしまいました。

 フローティングミノーに反応が良かったニジマスはその間に居場所を変え、完全に流心に入っていました(アプローチしにくい...)。フローティングミノーをその個体の上流に投げて、ドリフトしながらアプローチするのですが、徐々に反応は薄くなり...。もうダメかと思ったんですが......いきなり派手にバイト!  ニジマス自身の力強い反転でフッキングが決まりました!
 すごい勢いで下流に走られて焦りましたが、緩い流れに誘導し、49cmのニジマスをキャッチすることができました!
魚を見にきた観光客の方にお願いして撮ってもらった写真です(笑)
魚にプレッシャーをかけないために初めにニジマスに気づいてから15分程度一歩も動かずにアプローチしてサイトでかけることができたので、とても達成感がありました。

 湯川は魚影が濃く、反応が良いアプローチの仕方を見つけてからは魚からの反応が頻繁に得られて、楽しむことができました。

 渓流は季節が限られる釣りなので、今年の夏は何度も渓流に赴きたいです!湯川の近くにある湯ノ湖や中禅寺湖にも挑戦してみたいですね!



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