2020年6月22日月曜日

磯ルアータマン遠征

磯のダンプカー。そんな面白い異名を持つ魚がいる。タマン、別名はタマミ、ハマフエフキ等。この魚がダンプカーなどと呼ばれるのはその暴力的なまでの引きの強さによるものだ。




そんな魅力的な魚が磯から、しかもルアーで狙える。かねてから一部のメンバーの興味をひいていたこの釣行がついに決行された。今回はOBのたりーとさんと宮武の2人での遠征となった。





<day1>
情報が不十分な中、Googleマップで見つけた良さげな磯に向かう。着き場もメソッドもわからないのでとりあえず磯ヒラの要領で(僕はたりーとさんを見よう見まねで)しもり等を攻めながら広大なポイントをひたすらランガンしていく。







しばらくするとたりーとさんが何かを掛けた!が、すぐに「あ〜、バラした〜」との声。(非常に既視感のある光景である)




どうやら魚体が見えたらしくタマンだったとのこと。





さらに僕の投げていたロウディーにも魚体丸見えのバイト!が、フッキングには至らない。その後アカハタ釣ったのみでその場所を後にした。




















続いてのポイントでもアカハタ、ヤガラ等の外道のみ。






しばらく休憩を挟んだのち少し趣向を変えて青物を狙える磯にエントリー。沖を見ると明らかに良さそうな流れが入ってきている!





ここでたりーとさんがジグで50cm弱のヒレナガカンパチをキャッチ!足元での強烈な突っ込みはさすがカンパチといった感じだった。





僕も小さなネリゴをキャッチ。














魚からの反応が消えたのでポイントを移動することに。夕マヅメに狙うのは朝にタマンからの反応が多くあった場所。

例の如くランガンしているとアカハタが意味が分からないほど釣れた。意味が分からない。













そんなこんなで楽しんでいるといつのまにかたりーとさんの竿がぶち曲がっていた。急いで駆けつけるとすでに決着はついていた。






本命のタマン。堂々の78cm。正直デカすぎて気持ち悪いレベルだった。

この日の釣りはこれで終了。アカハタを釣って喜んでいたのは全人類のうち、いや全生命体のうち僕だけであった。




<day2>
向かったのはもちろん昨日と同じポイント。前日の反省を生かして、アカハタ等の外道を避けるためにでかいミノーを早めに巻くという作戦で行くことにした。





答えは割と早く出た。



突然、強烈な力でリトリーブが止められた。何が起こったのかは理解できず、気付いたら固く、固く締めていたはずのドラグが出されて引き摺り回されていた。目の前に足場がなければ今頃僕はタマンの餌になっていて、僕を食したタマンがさらに新たな犠牲者を生んでいたであろう。これが食物連鎖である。




これ以上走らせるわけには行かないのでスプールを押さえてなんとか止める。必死でポンピングするが重くてなかなか上がってこない。ようやく上がってきたところをたりーとさんにランディングしていただいた。




上がってきたのはもちろん本命のタマン。サイズは64cmで少々拍子抜けした。と、いうのも引きの強さからもっと大物を予想していたからである。このサイズでこれほど引くのならば、78cm““ホンモノ““のバケモノだと改めて実感させられた。



その後はしばらく釣りを続けるも何も起こらず今回はこれにて納竿となった。




近年稀に見る大成功の遠征であるとともに、磯ルアータマンゲームが十分に成り立つことを確信した遠征となった。



最後に、レンタカーの手配や、運転、その他いろいろと面倒を見てくださったたりーとさんにお礼を述べておきます。ありがとうございました。

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