今年も南西の方の島に行く季節がやってきましたね。もはや毎年恒例のどなん合宿です。
今年のどなん合宿は3月12日〜3月21日(一部24日まで)の日程で行いました。
そもそもなぜ毎年毎年交通費の負担が大きい南西の方に足を運ぶのか。いわずもがな、そこに夢があるからです。
GTことジャイアントトレバリー、全てのアングラーが一度は憧れる魚なのではないでしょうか。そして我々は、夢のGTを釣り上げるべく、何度も南西の方に足を運ぶわけです。
てことで、夢を追いかけ続けた(?)約十日間の様子をまとめていきますので、最後までお付き合いください笑
今回の合宿のメンバーは10人で、ルアー班とエサ班に分かれて行いました。ルアー班がobのえきさん、M2の大津さん、3年熊井さん、2年正木さん、1年中村くんと大村。エサ班がM2の武田さん、2年森村さん後藤さん高屋敷さん、といったメンバーです。
僕は主にルアー班の活動についてまとめていきます。
一応確認ですが、今回の合宿では伝統に基づく"肉断ち"を行います。タンパク源は全て現地の魚から摂取せねばならないという
前置きはここまでで順に合宿を振り返っていきますね。
3月13
特に何もありませんでした笑
僕がジャークさせていた亜寒帯ルアーにお寒い魚が反応したのみでした。
ちなみにどなん合宿では、ルアーの種類を気候帯に模して表現しています。軽く説明しておくと、
シルエットが大きいフローティングルアー…熱帯ルアー
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シルエットが小さめのシンキングルアー…寒帯ルアー
シルエットが小さく、フックも小さいものしか背負えないシンキングルアー…南極ルアー
といった感じです。参考までに笑
3/14
4時に起き朝まずめを狙うも残念ながらabsolutely no fish、渋沢栄一でした。
ここで早くも心身ともに疲れ果ててしまったルアー班は小河川へ甘えに。僕は軽い気持ちで河川に出向いたのですが、ここでは予期せぬアツイ展開が待っていました。
僕の対岸で正木さんが流れ込みにペンシルを入れ、ドッグウォークさせていると…
ヌーーっ
といった感じで、後ろからなんかキモいのが出て来ます。!!??って思っていると正木さんのペンシルにバイト!
上がってきたのはなんと…
ホシマダラハゼ30up!
知らない方もおられると思いますがこの魚、実はアツいんです。というのも、絶滅危惧種に指定されているとても貴重な魚なんですね。
正木さんは今合宿の裏本命として狙っていたそうなのでうれしい一匹でした。
はじめはデカくてキモイハゼだなあと思っていたんですが、よくみるとこいつ、とても可愛いですね。絶滅しないでね♡
その後は特になにも起こらなかったです。ティラピアを釣って遊んだくらいです。
ティラピア。無駄にでかいです。
宿に戻り一休みして、ルアー班は再び磯へ。
強風により実績のあるポイントへ入ることができず、仕方なく近場の磯へ足を運んだのですが、この選択が吉とでました。
日が沈みかけ、まさにチャンスタイム、といった時間帯に正木さんが投げていた熱帯ルアーに待望のヒット!
ファーストランをやり過ごし、ポンピングで着実によせてきます。
海面に姿を現したのは
カスミアジ70センチ!
漂い始めていた渋い雰囲気を払拭するナイスな一本。釣りたてほやほやのカスミアジはほんとうにきれいな魚体をしていました。
あとに続けといわんばかりに僕と熊井さんもルアーを投げ倒しましたが、この日はこの一本で終了でした。えさ班もこの日はノーフィッシュに終わっていたので、宿に帰って久々のタンパク源を堪能しました。(熊井さんはこれまで多くのカスミを食べていますが、いまだシガテラ毒によるとみられる症状は出ていないので、もう日本近海のカスミは安心して食べられますね!!(危ない))
(ちなみにこの日の夕方頃、大津さんが合流しています)
3/15
この日はえきさんがルアー班に合流しました。
しかし魚は釣れませんでした。聞かないでください。(一応熊井さんがデカめのダツを釣りました)
朝まずめに関しては寝ブッチしました。許してください。
3/16
この日も朝まずめはabsolutely no fishでした。潮はがんがんに流れていたのですがわからないものですね。
昼過ぎ、中村くんがルアー班に合流。
夕まずめ、実績のあるポイントへ足を運びます。
中村くんは初めてのロックショアキャスティング、初めてのヘビータックルということもあり、初めのうちはライントラブルに苦しめられていました。(ちなみに今回の合宿で僕と熊井さんと正木さんの三人はスペーサーを入れることによるロングリーダーシステムを導入しています。飛距離こそ格段に落ちるものの、ロングリーダーによる安心感があり、トラブルレスでストレスの少ない釣りを展開することができました。)
この日も日が沈みかけ、同時に潮が下げ始めるチャンスタイム到来。
夢の魚に出会うべく、各々キャストし続けます。
すると僕の熱帯ルアーに待望のヒット!
割とドラグが鳴り、水中で銀色の魚体が翻った瞬間はイソマグロだと思ったのですが...
残念、バラクーダでした。バラクーダといえどメーターオーバーともなると結構ひくんですね笑
その後も雰囲気抜群の中キャストし続けましたが後には続きませんでした。宿に戻って就寝です。
3/17
この日はえきさんと大津さんがカジキを釣るべくカジキ船に。カジキとのファイトを自らの目で押さえるべく、中村君も同乗していました。
パヤオでカジキのえさを釣る中村くん。
ですが残念、念願のカジキ、とはならなかったようです。(来年は僕も乗りたい)
あ、この日の磯キャス組ですか?察しましょう。
夕飯はパヤオのおかげでカツオとキハダの刺身を堪能できました。心身ともに疲れ果てていたので無限のおいしさを感じました。
3/18
もはや朝まずめの記憶はありません。忘れましょう。
この日の日中、正木さんと中村くんは河川へオオクチユゴイを狙いにいっていました。
見事トップでオオクチユゴイを出した中村くん
一方その頃宿ではゲキアツな展開が繰り広げられていました。
僕の隣で熊井さんと森村さんがなにやら悪そうな顔をしています。おもむろに釣りに行ってくるといい車を出したかと思うと、すぐに宿に戻ってきます。
何か釣れたのかな?と思い確認しにいくとなんと...
ギョウザと鶏肉を見事釣り上げていました!!!!!!!激アツ!!
てことで、宿に居合わせた武田さん高屋敷さん森村さん熊井さんと僕で禁断の果実を堪能しました。やはり釣りたてでまだ新鮮なギョウザは最高ですね。油の乗りが違います。
夕まずめ、僕と正木さんと中村くんが入ろうとしていたポイントを熊井さん大津さんえきさんの一派が不法占拠するというこれまたアツイ展開を経てスタート。
ここで本当に釣ってしまうのが熊井さんです。
イソマグロ80アップ!
熱帯ルアーでの一本でした。少々悔しいですが、サークル全体にとってはうれしい一本でした。(熊井さんもうれしそう)
宿に帰って作ったイソマグロカレー
ここでいったんショア編は終了です。残念ながら今回もGTの顔を見ることはできませんでしたが、また必ずリベンジに来たいと思います!
3/19
この日は(結果的に今合宿最初で最後となった)オフショア釣行です。僕は、えきさん、熊井さん、森村さん、大津さんと一緒にカンパチ狙いのディープジギング船に乗りました。
開始早々、なにやらえきさんにヒットした模様!
カンパチ!6kgほど!
さすがはえきさんです。あっさりと本命のカンパチをあげてしまいました。
その直後、またもやえきさんにヒットするも残念ながらラインブレイク。推定10kgオーバーのカンパチだと思われるだけに残念です。
さい先よく魚からの反応が得られたので、各々期待に胸を膨らませジグをしゃくったのですが。。。
その後はなかなか反応がありません。
僕は人生初のオフショアで船酔いし、人生初のオフショアジギングが水深190m、リールもツインパ1400xgということで終始顔面蒼白でした。エクストラハイギアのリールでディープジギングをして悲鳴をあげないのは、ハンマー投げの室伏広治さんとか、レスリングの吉田沙保里とかいった方だけでしょう。。。
カンパチがあまりにも渋いので、船長の気遣いで終盤は近海ジギングに切り替えたのですが...
こちらもPNB、パーフェクトノーバイトでした。渋いですねえ...
50kgオーバーのカンパチだとか、100kgのイソマグロといったモンスターを意識しすぎてリーダーを太くしすぎたのが敗因ですね。反省です。
何はともあれ、えきさんがおいしそうなカンパチを釣ってくださったので、この日は宿に戻って大宴会です。
カンパチは刺身としゃぶしゃぶで堪能しました。
(ち↑なみに、こ↑んかいのが↑っしゅくでは、ど↑なん弁がだ↑い流行しました。え↑んかいの席では、も↑はやな↑にをい↑ってるのかり↑かいふ↑のうの場面がた↑たあ↑りました。)
3/20
オフショアリベンジに意気込んでいたのですが爆風と雷により出船できませんでした。残念です。
仕方なく漁港でライトゲームを楽しみました。カマスの群れが入っていたようで、ほどほどに楽しめました。
てことで、今回の合宿は終了です。最後に焼き肉パーティーを催し、翌日、帰路にたちました。
感想
今回も夢の魚を手にすることはできませんでした。むしろ、目の前に立ちはだかる壁の高さを再認識させられたように感じます。
ですが、日が沈みかけ、潮が走り、目の前に広がる大海原に夢の魚の気配を感じられる。そしてそこにルアーを投げ、ひいてくる。そのとき自らに迫ってくる高揚感は、無機質な日常生活では味わうことができないかけがえのない時間のように思えました。
たった一度しかない大学生活、本気になれるものを見つけられないのはあまりにももったいないです。お金持ちになりたい、名誉を得たい、そうした夢を否定するつもりはありませんが、もっと”追い続けられる夢”を大学生のうちに見つけるべきです。追いかけ続けるからこそ味わえる本気の時間。その先にあるであろう本物の喜び、達成感。
このサークルに入り、純粋に夢を追いかけ続けられる環境に巡り会えたのは幸運だったなあと思っています。
これから先も一個人として、何かを追求し続けられる人間でありたいと強く感じた合宿でした。
以上!長々とお付き合いしてくれた方々、ありがとうございました!
p.s
新入部員大募集中です~(最後固い内容を書きましたが、ラフな雰囲気で居心地のよいサークルです!)
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