2018年6月26日火曜日

日本三大怪魚に迫る〜イトウ編〜


部長の大村です。
理系の1.2年生は数理科学基礎なり物性化学なりお疲れ様でした。中間テストが終わり、釣りに捧げられる時間が増えるこの時期ですが…

6月といえば皆さんは何を思い浮かべますか?水滴を纏い静かに佇む紫陽花でしょうか?傘を持った人々が交差点を行き交う梅雨のあの風景でしょうか?

僕にとって、6月といえば"イトウ"です!

日本三大怪魚に数えられる、幻の魚ことイトウ。6月は丁度イトウのアフタースポーンで活性が高いと言われてるんですよね。


ということで、日本三大怪魚制覇の目標への第一歩にすべく、北の大地、北海道へ行ってまいりました!
メンバーは3年の正木さん、2年石井くんと僕の3人。日程は6/22〜26の5日間。
果たして我々は幻の魚と出会えることができるのでしょうか…



1日目
羽田空港発の朝便でまずは新千歳空港へ。
景気付けも込めて、北海道名物と思われるものを食べ豪遊しました。

 札幌ミソラーメン!

空港内人気ランキング16位のソフトクリーム




その後、広大な北海道の地を大移動し、ついに最初のポイントへ到着。
小さい頃からの憧れ、幻と呼ばれるイトウを現実のものにすべく、高揚感と不安を胸に、大湿原へ足を踏み入れます。

何から何まで初めての釣り。当然、状況に合わせたルアーチョイスやポイント選びといったことはできるはずもなく、各々手探りでイトウへの糸口を探ります。


開始から1時間ほどたった頃でしょうか、対岸のえぐれに僕がルアーを入れ、ボトムをコツコツと叩いていると、、、
モワッという違和感!とともに、ゴンゴンと水中で何かが首を振る感覚、、!

魚だ!

そう確信しフッキングを決めようとした時にはもう手元は軽くなっていました...


恐る恐るルアーを回収すると、上がってきたのはフックが曲がったルアーと大きな鱗。

その鱗はまさにあのイトウのもの。

この湿原の中に、確実にイトウはいる!

皆がそう確信してからは本当にあっという間でした。




時刻は午後5時、岸際のストラクチャーに正木さんがルアーを入れ、ボトムノックをしていると、突然ロッドがぶち曲がります!

きたあああああ!

歓声があたりに響き渡り、水面に姿を現したのはまさしく...





大大大本命のイトウ!サイズは約67センチ!
他のトラウト系の魚には感じない圧倒的貫禄と、美しさをも伴うような魚体のかっこよさ。
これですよ。これと出会うためにわざわざ北海道に足を運んだんですよ。


最高潮にまで達した興奮が冷めやらぬまま、夕まずめに突入。

ヒットルアーである、ダイワの某廃盤ルアーを投げ倒します。


するとすると、今度は石井くんにヒット!
姿を現したのは...




約53センチと先ほどのイトウよりは小ぶりなものの、これまた夢にまで見たイトウ!

使用しているルアーのセッティングに一工夫加え、ボトムをズル引きしていたら食いついてきたそうです。
石井くんの機転に大村脱帽...

初日はここでタイムアップ。
イトウを手にした正木さんと石井くんは意気揚々と、ホゲた大村は意気消沈で眠りにつきました。(ちなみに車中泊です)


2日目
朝3時起床。朝まずめでなんとか一本上げるべく昨日のポイントを攻め倒しましたが、石井くんの1バラシのみでした。
やはりそう簡単には釣らせてくれない...

ここで、冷え切った体(最低気温6度でした)を温めるべく温泉に行くついでに、車でポイントの大移動をはかることに。

ですがこの大移動はひたすら苦行でした。
ただでさえ大きすぎる北海道という土地条件に加え、少なすぎるイトウに関する情報量。
雨で水が増水していたり、河川の蛇行がイメージと違ったり、エントリーの仕方がわからなかったりと、北海道の洗礼を受けた1日となりました。

道中、エキノコックスキツネに遭遇したり


3日目
朝3時起床。
昨日の大移動での際まだ見れていなかった最後のポイントで朝まずめを打つことに。

足場はコンクリートで舗装されているものの、悪くない雰囲気。
まだ一人釣れていない僕は、なんとか釣らねばという一心でルアーを投げ続けます。

開始から約1時間後、バイブレーションの早巻きでボトムを探っていると何かがルアーをひったくります!

まあまあの引き!イトウか!?

淡い期待を胸に上がってきたのは

残念!アメマス!サイズは45センチほど。

本来なら嬉しい外道であるはずなんですが、周りが本命を釣っているだけにあまり喜べない...

その後、僕がウグイさんを追加し、完全にメンタルブレイクしたところで移動。
初めて魚を憎いと感じました。


温泉を経由し、一番可能性が高い初日のポイントで粘ることに。
ですが物事は上手くは進みません。
正木さんがカレイ()を2枚上げただけで、イトウからの反応は得られないままタイムアップ間近に。。。
正木さんの極小カレイ

ここで、正木さんの提案により、夕まずめのラスト1時間だけは、初日釣れたところと全く同じ場所にかけることに。


湿原の中を悠然と泳いでいるであろうイトウを想像し、神にも祈る思いでヒットルアーをリフト&フォールさせていたその時!


ドスン!!


間違いなく、初日の初っ端感じたあの感覚!
今度は確実にフッキングを決め、慎重に慎重に寄せてきて、ネットイン。

魚の正体は言うまでもなく、夢にまで見たイトウでした。。




サイズは72センチ。
状況に応じて的確な移動判断をしてくれた正木さんと、横で見守ってくれていた石井くん、そしてこのイトウに圧倒的感謝です。



4日目
朝3時起床。起きてツイッターを開くとなにやらタイムラインが賑やか。
どうやらサッカーW杯の日本戦が行われていたようですね。

世間が大迫の半端なさにビビる中、我々はイトウの半端なさにビビていました(?)

イトウ半端ないって!あいつら半端ないって!
淡水魚のくせにpe1.5号巻いたサーフタックル物ともせんもん。
そんなんできひんやん、普通。


微妙な完成度のボケはさておき釣り開始。

全員が本命と出会えたことによる安心感が3人の間に漂う中、先日に続き僕になにやらヒットした模様!

先日のイトウよりもかなり引きが強く、期待に胸を膨らませ上がってきたのは先日のものよりも体高がある立派なイトウでした。サイズは74センチです。


体高半端ないって


朝まずめはこれにて終了。腹ごしらえをすべく、近くのコンビニへ向かう道中、石井くんが発した言葉が皆を震撼させます。

石井くん「そこらへんにいる鯉よりも小さいのに日本三大怪魚っておかしくないですか?」

こいつ、、クレイジーすぎる、、、(褒め言葉)

石井くんのアツい一言を機に、我々の目標は「イトウメーターオーバー」へと変更。


メーターオーバーを釣るに当たって、まずは腹ごしらえですよね。
お昼ご飯にカレーとホタテを食べ英気を養いました。


体力は万全!いざ夕まずめへ!

まだ見ぬ大物と対峙すべく、各々ルアーを対岸に投げこんでいきます。

すると、釣りの神様はやはり見ているのでしょうか、先ほどアツい発言をした石井くんにヒット!

慎重に寄せてきて姿を見せたのは...

イトウ!73センチ!

初日に釣り上げたイトウのサイズにやや不満だった石井くんも満足げ。


この日はこれにて終了。
車中泊最終日に対する喜びと、メーターオーバーに出会えるのかという不安を胸に眠りにつきました。


最終日
長かった遠征もついに最終日。この日も朝3時に起床。

メーターオーバー、メーターオーバーと祈りながらルアーを投げ倒すも反応が得られない。
万事休すか。。誰もがそう思った時わずかな希望が!

ずっと曇っていた空に晴れ間が差し、気温がぐんぐん上がっていきます。
これはイトウの活性も上がるのでは!?
そう思った矢先...

バゴン!!!

対岸で今回の遠征初のライズ!しかもかなりでかそう!


釣りの神様が与えてくれた最後のチャンスをものにすべく、シルエットの大きいミノーを投げ倒します。

ですが、、

ですが、、

残念ながらノーバイトでした。悔しい。


今回の遠征はこれにて終了!正木さん運転ありがとうございました!


大苦戦を強いられると思われていたイトウ遠征ですが、結果としては全員イトウをキャッチでき、いい遠征になったのではないでしょうか!?


次なる目標はイトウメーターオーバー!そして残る三大怪魚、アカメとビワコオオナマズ!(正木さんはあとアカメだけですね)


簡単には成し遂げられないからこそ、挑む価値がある三大怪魚制覇という野望をより一層深め、帰路についた我々でした。


2018年6月23日土曜日

6/23 関東沼偵察バシング!

 こんにちは、最近駒場池で釣りをして暇をつぶす副部長のなかむらたけです。
大量にいるヤツ

なぜか大量にいるヤツ、これはでかい

 それはどうでもいいとして、今回はバス釣りのポイントを増やすべく千葉茨城あたりにある沼を偵察しに行きました。メンバーは僕と、くどうくん、1年の田村くんの三人です。(くどうくんは去年の新歓に何度か来ていた。)
 くどうくんですが、なんと車を運転して来るというファインプレー、これによって機動力が100上がりました、急に運転してくれてあざます!
 
 さて、釣り場に着いた我々ですが、さすが沼を甘く見ていました。周りがアシだらけで釣りできる場所が全然ない。そういって朝ぶらぶらしていた我々ですがレンタルボート屋の奥さんに「こっち側は無理無理!あっちいかないと!」と助言をいただく。
 それでポイントを移動しつつ途中のことでした。。。
 田村くんが、なんか今食ってた!?と言う。まじで?と、すかさずルアーを通す僕、するとなんとヒット!完全にボウズを覚悟してた僕はめちゃくちゃ嬉しくなる。しかもしかも、再度ルアーを入れた田村くんにもヒット!すごいぞ!
なんとハードでダブルヒット!
そしてそのあとくどうくんにもヒット!
どれも結構いいサイズ

 全員釣れた!すごいぞ沼()
 このあとあたりはなくなるもなんとか一本追加

丸呑み

 久々にラージ釣れて嬉しい...やっぱかっこいいっすな〜
 本格的にあたりがなくなったため奥さんから聞いたポイントへと移動。

 が、なかなか釣れず、数バイトあったもののキャッチには至らず。
 そんなこんなでウロウロしていると、芝刈りしてたおっちゃんから声をかけられる。
「釣りしてるの?船に乗ったら釣れるポイント教えてあげるよ?」というワンクリック詐欺のテンプレートのような誘い文句を受けて、頭のゆるい僕は「まじすか!?」と三人分の観光船片道のチケットを買う。

 いやいや、実際今回は偵察に来たのでそのような所の話は情報としてありがたいし、向こう側まで渡れるのでお金を払う価値はあるのでス。

 というわけで、ポイントやメインベイト、水深や漁師の仕掛けやカミツキガメ駆除などたくさんの話を聞きながらしばし観光。
 どうやら観光協会のおっちゃんもチヌをよく釣るらしく、釣りに対して理解のある方でした。お世話になりました。

いろいろ聞く

 ちなみに貸切状態でした。沼を観光っていうのが感覚なくてなかなか来られないよな〜と。僕は割と楽しみました。

 そして時間は昼、魚からの反応がまったくなくなる。田村くんは夜に用事があるのでもう少しの残り時間。
 と、そこでちょろっとタナゴ釣り用の仕掛けを持って来ていた僕は、都心ではなかなかできないタナゴ釣りに挑戦。前からタナゴを釣ってみたかったので絶好の機会。
 仕掛けを入れるとすぐにアタリが!なかなかのらないのですが、最初に釣れたのはこれ

クチボソ??
これまでブルーギルくらいしか釣ったことなかったので嬉しかった

 この後も粘っていると念願のタナゴ!
ブルーギルとは違いやはりきれい...
透明な容器が欲しいところ

 帰る時間になり最後余った餌でラストチャレンジした田村くん、
 
 一発でタナゴを釣ってしまう、もっている...

 
 てなわけで、昼過ぎに解散。できすぎた偵察になったのでした。
 このあたりはまだまだいっぱい沼があるのでまた見に行きたいな〜
 あと、ボートも出してみたいですね、レンタルボートとかもあるのでいいかも。

 無謀な偵察に付き合ってくれた二人と、思いがけず車を出してくれたくどうくん、ありがとう!
 ではでは!

2018年6月19日火曜日

新歓釣行@沖堤防

おはようございます。こんにちは。こんばんは。今回がブログ初投稿の新入生の栗本です。
今回は神奈川の某沖堤防に釣りに行って参りました。
慣れない磯靴を履き、船に揺られること約10分で釣り場に到着!。僕は先週先輩方がメバリングで爆釣したということを知っていたので、初めてメバリングとやらに挑戦してみました。開始から数投目でワームでの人生初フィッシュ!
*写真の人物は僕ではありませんw
他のメンバーも順調にカサゴなりベラなりを釣っていきます。
エサ釣りでダブルヒット!

部長のエイw最初ヒラメだと思ったw

良型のフグ!
12時に釣り終了、撤収となりました。僕の最終的な釣果としては見事良型2匹を含むカサゴ10匹を釣り上げることができました。(冒頭にメバリングと書いたのに、メバルが釣れなかったのは内緒) 全体としても、短い時間ではありましたがみんなたくさん魚を釣っていました。また今回の釣行の途中ではこのブログをチェックしているという釣師さんにもお会いすることが出来ました!ブログを見ていると言われると、凄いブログを書くモチベが上がるので、釣り場で知っている顔を見かけたらぜひ話しかけてください。


*釣行後の出来事
実は釣りが終わった後に上の写真にあるフグを新入生3人で食べちゃいましたwww
横浜市にある某フグ料理屋に持って行き数千円払って捌いてもらい3人で分けてそれぞれ持ち帰りました。
フライ
刺身
あら汁
塩焼き
僕はフライにして食べたんですが程よい弾力があって上品な味がしました。美味しかったです(食レポ下手でフグに申し訳ない)


以上で今回のブログは終了です。最後まで読んでいただきありがとうございました。





























2018年6月18日月曜日

初の外房オフショアジギング

どうもお久しぶりです。4年の中村です。就活が無事終わったので残りの大学生活の全てをショアGTに捧げようと思っていたわけです。

しかし予定していたAMM大島遠征は台風直撃により無念の中止。泣きながらツイッターをしていたところOBの藤原さんから外房オフショアジギングに誘っていただき、ありがたく同船させてもらうことになりました!

160~200mm前後のダイビングペンシルがよく使われるらしい

これだけで1万円オーバーの鬼畜ジグたち、、、前日に購入


自宅から電車を乗り継ぎ2時間半、外房は大原港の松鶴丸にてジギングデビューを果たしました。

私は午後船からの参戦。藤原さんは同じくOBの大津さんとともに午前船から乗っていました。大津さんは見事6kgクラスのナイスなヒラマサをキャッチした模様。藤原さんも丸々としたワラサを複数キャッチ。

午後12時に午後船は出船し、船は一路沖合に。オフショアジギングは初めてではあるものの、普段ショアジギングはやっているのでちゃんとジグを動かせるだろうと高を括っていました。

しかし、しゃくれども一向にアタリなし。隣の藤原さんは序盤に3ヒット2キャッチ1バラシ。丸々と太ったワラサを2本釣り上げました。


周囲もガンガンワラサを上げ、船中は最早ワラサ祭り。そんななか取り残された自分はめちゃめちゃ焦ります。藤原さんからも「そろそろ釣らないとヤバいね〜笑」と煽られて絶望的な気持ちに。

5時間死ぬ気でジグをシャクっても何もナス。終了30分前になり、半ば諦めながら無心にジグをシャクっていると突然ドスン!っしゃああああああああぁぁぁあぁぁキタァアアアアアアアアアアアア!!!!!

キツく締めたドラグを元気よく出して走り回る魚をヒイヒイ言いながら巻き上げます。



自分だけ釣れてないのを周囲の方々も気にかけてくれていたため、みなさんの注目を一身に集めてファイト。「バラすなよ〜w」「チンタラしてっとサメに食われるぞ〜w」とヤジ半分の応援にニヤニヤしながらファイトし、ついにキャッチ!


いいサイズのワラサァ!!74cm、4.7kg!



こうして初のオフショアジギングは最高の締めくくりで終えることができたのでした。


藤原さんに車で家まで送っていただき、早速ワラサを捌くとアブラノリノリでマイウーでした。手軽に行けて、和気藹々とした雰囲気のなか大物を狙える外房オフショアジギング、最高です。

藤原さんには道具や釣り方をアドバイスして頂いたり、キャスティングロッドを貸して頂いたり、大変お世話になりました。ありがとうございました!



乗合船では必須テクのアンダーハンドキャスティング




ジグの選定やシャクリ方、アンダーハンドキャストでのダイビングペンシルの飛距離等、如実に実力差が現れる釣りであり、めちゃめちゃ奥が深いです。ぜひみなさんも行ってみてください。ハマりますよ!



2018年6月15日金曜日

源流(?)ここにあり。

(以下、源流!源流!言っていて、果たして本当に源流なのか怪しいのですが、当時のぼくが「こりゃ、源流に違いない!」という気持ちで書いた記事なのでご容赦くださいw)(石井 2020)

こんにちは。2年の石井です。先日は中間試験直後に海でライトゲームで爆釣して楽しんできたのですが、今回は今年の目標の一つであるフライフィッシングをしに行ってきました!メンバーは4年生の中村さんとぼくの二人です。

木曜日夕方、就活が無事終了し釣り欲がBIG BANGしている中村さんから、突然に、

「明日暇らしいじゃん、渓流行くか?」

という激アツなお誘いが!

実はぼくは今学期は金曜日に授業がないので、この金曜日はどこかの管理釣り場へでも行ってフライフィッシングのアワセの練習(というのも、前回ここぞというところでバラして、Bozuになってしまったので...)でもしようかと思っていて、フライフィッシングの準備は偶然すでにしてありました。

管釣りよりはナチュラル渓流の方が断然良い!っということで、渓流に行くことに。練習なしのいきなり本番ですw

その日の夜に集合し、ポイントまで車を走らせます。(ぼくはまだ免許を持っていないので、運転は中村さんにしていただきました。本当にありがとうございます。)

聞くところによると、中村さんは翌日に磯ヒラマサに行く予定なのだとか...
なんという狂人的なスケジュール...

と、まあ、最初の釣り場は、中村さんのご祖父母の別荘の近くという!

車を止めてさっそくポイントへ向かう。

しばらく歩いた後、ポイントへ到着。一通り近場のめぼしいところにフライを打つも反応なし。ぼくはそもそもフライキャスティングに手こずりましたが...

新たなポイントを求めて上流に向かいます。と、いきなり藪漕ぎ開始w

人生初の藪漕ぎでしたが、意外と楽しい!

藪漕ぎをしつつ急斜面を登りきった先は、、、

鳥肌が立つくらいうつくしい
まさに源流。

苔むした岩の合間を流れる清らかな水。辺りには、沢の音と鳥の声が響く。決して静かではないが、「静」という言葉を体現している。

少し寒いくらいでしたが、森のいい香りに癒されます。

と、感嘆しつつ釣り再開。こんな綺麗な場所で釣りができるだけで幸せです。



二人で交互に釣り上がっていきます。しかし、ぼくはポイントの取捨選択がうまくできず、手際が悪いので中村さんに追いつくのがやっとの状況...

ものすごいペースで釣り上がって行く中村さん

と、ぼくが源流での近距離キャストに苦労していると先行していた中村さんがぼくを呼んでいる。近くに行ってみると、、、

イワナ!

Owww....早速釣られてしまった...ぼくはまだ魚の気配すら感じてなかったのに....

悔しいですが、またもや実力差を見せつけられてしまいましたw

これで少しやる気が上がったので、中村さんの手助けを借りつつ探っていきますが、どうも反応がありません。

ふとみると、気温が上がってきたせいか、たくさんの虫がハッチしています!中にはカゲロウの姿も!

しかし、こんなにハッチしているのにライズが一切ないという....

めげずに釣り上がりますが、上流になるほどポイントが狭く、傾斜がきつく、倒木が多く...

これでも歩きやすい方...


なかなか進みづらい状況になってきたところで、睡眠不足による疲れで足元がおぼつかなくなってくる...

こける回数が増え、これはいかんということで途中で寝ることにw

全てが苔むしているこの川のほとりで、せせらぎを聞きながら1時間弱ほど仮眠をとります。

起床後、リフレッシュして、この川は諦めて他のポイントへ向かうことに。ひとまず山をくだります。

歩きやすい場所を探していると、人が通ったことのあるような道が!今はほぼ獣道のようですが、川横よりは断然歩きやすいので、川から離れないように様子を見つつ、こちらの道を行くことに。この道がどこへ行くのかわかっていなかったという...
歩きやすいと言ってもかなりハード

やはり仮眠をとったおかげか、集中力が復活してしっかりと歩ける!やはり休息って大事ですね...

ロッドを持ったままのトレッキングは結構辛い
途中、獣の気配にビビったり、道が川から離れて消えたので急斜面を下って川まで下りる羽目になったりしつつも、無事下山!

魚は釣れませんでしたが、トレッキングは楽しめました。

後からわかったことですが、この川ではライズはほとんど起きないらしく、フライを水面に長く漂わせることが重要なのだそう...ぼくも中村さんも釣り急ぎすぎたかもしれないですね。

昼食とポイント変更のために車まで戻ることに。

...が、目印にしていた中村さんのご祖父母の別荘の前を通り過ぎてしまうw

実はぼくたちが釣りをしている間に、中村さんのご祖父母がいらっしゃったようで、布団が干してあったので、てっきり別の家かと勘違いしていたという...

ぼくたちが勝手に車を駐車場に置いておいたので、かなり迷惑をかけてしまいましたが、親切にも昼食を振る舞ってくださるという。なんともありがたいです。




腹ごしらえを済ませ、しばらく休憩を取ります。

程よく休んだところで、ポイントを変えて釣り再開。中村さんは自分は釣りをせずにぼくのサポートにまわってくれるという...ありがたいです。

しかし、水が少なかったり、濁りが入っていたりとなかなか状況は良くない...

夕方は雨が降ってきたので、最後にポイントを絞って、手早く釣り上がります。

午前中の反省を生かしてフライを長めに漂わせていると、ポチャン、と魚がフライを咥えにきた!

すかさずアワセ!っというところで、アワセ失敗...

Oh...

流石に辛い...

このポイント、先行者がいなかったようで魚は結構いたのですが、タイムアップが迫っていることへの焦りからなかなかうまくキャストできずにポイントをうまく狙えない...

雨も強くなってきたので、ここでタイムアップ。釣り終了です。


いやあ、渋い... と言っても状況が渋いというよりは完全にぼくの力不足。やっぱりフライフィッシングって難しい... (その分奥深いわけですが...)

3度目のフライフィッシング釣行なので流石に釣れると思っていたんですけどねぇ... 前回よりも近距離キャストやメンディングはましになったのですが、それでも中長距離キャストやポイントの取捨選択、そしてなんといってもワンチャンスをものにするアワセ、これらがまだまだでした...

めげそうですが、ここで諦めずにもっと練習して頑張ろうと思います!