前編からの続きです。
○7/31(五日目)
石井くんにも釣ってもらわなければならないので、当然今日も夕方から釣りをすることに。
一足先にポイントに着いていたあきらさんから、今日もコノシロが釣れているとの情報を頂いたので、道中で信頼のあるカネマンサビキを買ってから釣り場へ。
正木はサビキ、石井はネオチニングで餌厚めを開始。
この日はチヌはあまり釣れず、なんとか確保できたコノシロを泳がせる。
6時頃、あきらさんがコノシロで80cmくらいのアカメを釣り上げる!
今日もいい雰囲気でまだまだ釣れそうな感じ!
日が暮れ、ネオチニングでいいサイズのチヌが釣れる時間になってきたので、石井くんは泳がせの竿から少し離れた場所でチヌを狙う。
8時頃、石井くんの竿で泳がせていた「正木が釣った」コノシロが何やら騒がしい…
と思っていると突然ドラグが走り、竿先の鈴が鳴り響いた!
すぐさま石井くんが駆けつけ、鬼アワセ!
キタッ!!
はじめてのアカメに対しても流石の石井、余裕のファイト。
70cmくらいと小さめながらもアカメ!
しかしこの男、すっかり激アツ脳と化しているため、全然満足できていない様子…
「ヒラスズキ(新島で釣った84cm)の方が引いた」
「メーター超えなきゃ『怪魚アカメ』を釣ったとは言えない」
とのこと…
まぁ…
そうこうしているとまたしてもあきらさんのコノシロにヒット!
pe20号の船用泳がせタックルで危なげなく寄せ、無事キャッチ。
92cm(掲載許可は頂いております笑)
しかしこのアカメ、よく見ると分かるのですが、左目がないんですよね。
隻眼
それもここ最近に傷ついたという感じではなく、元々目があったはずの場所は皮膚でふさがっていました。
片目が無いままここまで大きく育ってきたこともあってか、サイズの割によく引いて根性のある魚だったそうです。
まだまだ釣れそうな夜でしたが、とりあえず石井くんもアカメを手にすることができたので、明日は気分転換に渓流に行くことにし、深夜0時頃に帰宅しました笑
朝5時出発に決め、インスタント焼きそばを食べてすぐさま就寝。
○8/1(六日目)
起床。時計を見る。6時半。
しかもソファーで寝落ちしてしまっていたようで肘が痛い…
もはや正木を一ミリも信用していない石井くん。
寝坊を謝りに行くも、「やっぱりか」といった表情。
気を取り直して1時間ほど山道を運転し、物部川へ。
この川は6月ころから鮎釣りがメインになるため、春から成長した魚が残っているのではないかと予想し、5月にも行った支流に入る。
石井くんはフライで釣り下り、正木はルアーで釣り上がる。
釣り始めてみると、予想以上にシブい…
ルアーは追うけど食い切らない、そして型が小さい…
一度石井くんと合流し、話を聞いてみると石井くんは一応釣れたようだ!
タカハヤとマイクロアマゴ。どちらも石井くんにとっては初フィッシュ。
しかしこのまま支流で粘ってもいいことはなさそうなので、思い切って本流へ。
対岸のエグレの渦にスピナーを投げ入れると早速ヒット!
めちゃくちゃ綺麗な夏らしい体色のアマゴ!
この一匹で割と満足。
その後、日が高くなるにつれ黒のラッシュガードがアブの猛攻に会い、ガン萎え…
それでも釣り続けていると、これは尺アマゴでは!と一瞬期待させる引きの魚もヒットしたのですが、ウグイでした(写真撮る前にオートリリース)。
すっかりフライのキャストが様になってきた石井
渓流はあくまで休養。
あまり根を詰めて夜のアカメに集中できなくなっては本末転倒なので、適当なところで切り上げて釣り場の裏の温泉でのんびりしました。
釣り後の温泉は最高だぁ…
5時頃からアカメ釣り開始。
今日も石井くんのネオチニングが絶好調w
トカゲゴチ
チャイロマルハタ
など、あまりお目にかかることができない魚を次々と釣り上げる。
極めつけは45cmの良型黒鯛!道糸3lbなんですが…
高知の海のポテンシャルもさることながら、石井君の釣りセンスには脱帽です。
そんなこんなで退屈はしない夜を過ごしていると、昨日に続いて石井くんの泳がせているコノシロに何者かが食らいついた!
明日帰る石井くんにとってはラストチャンスかもしれない…
気合のアワセを叩き込む!
しかし重みが乗らない…痛恨のバラシ。
我々二人には反応がない一方で、先端で釣りをしていた方が立て続けに2本キャッチ!
そのうち一本はなんと123cm!!!
この日は地元の某有名アカメアングラーの方も現場に居合わせ、タグ打ちの見学とその手伝いをさせていただきました。貴重な経験をさせてもらいました。
○8/2(七日目)
9時過ぎ、森村到着。
ヒラスズキを3人で食す。
今日が最終日の石井くんは、連日の疲れからか腹痛に倒れ、彼の今年の夏のアカメはここで終了になりました。
石井くんは多くの初魚種を含め10目以上釣りあげ、小さいながらアカメもキャッチし、満足してもらえたかなぁと思っていたのですが、高知を去る彼の言い残したセリフは
「激シブw」
でした。
メーター20クラスを見てしまったのに、この釣果で満足できるはずがないと。
いつかリベンジしたいと。
後輩がアツい男に育ってくれて嬉しい限りです。
もうすぐビワナマにも挑戦するとのことなので、検討を祈っています。
○8/3(八日目)~8/6(最終日)
まぁ当然石井くんの「激シブw」は冗談半分の一言だったのですが、石井くんが帰ってから海が沈黙…
本当に激シブになってしまいました。
森村と正木は
森村撮影
釣り場で花火を撮ったり
オールフリーで乾杯したりしながら過ごしました。
森村はこれで2年連続アカメに振られ、今年もゴンズイとコノシロだけ釣って帰ることになりました。
最終日とその前日には、餌を加えて魚が10mほど走る明確なアタリが一回づつあったのですが、いずれもアワセを決める前に魚がエラ洗いし、餌を離してしまうという運の無さ…
彼にはそろそろ報われてもらいたいものです。
良い出会いにも恵まれ、一生忘れられないであろう釣行になりました。
しかしまぁ、すっかりあの赤い目に魅入られてしまったようです笑
また来年も会いに行くんだろうなぁ…
2018/9/7
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