2019年7月1日月曜日

ロックショア2019春の旅

お久しぶりでございます。長いことブログを書く機会に恵まれなかった2年溝口です。今回のロックショアの旅は前半組、後半組の2組に分かれての釣行となりました。前半組は4年の正木さん、2年栗本くんと溝口の3人。後半組はOBの武田さん、うえださん、4年の臼井さん、1年のモンスター宮武の4人。どちらの組も1泊2日の釣行です。前半組の様子を書いた後、後半組の臼井さんとモンスターにバトンタッチしたいと思います!!

〈プロローグ〉
数ヶ月前から某所への遠征を心待ちにし、日頃は使わないショアキャスティングタックルを揃えます。ルアーを扱うことにもまだ慣れきっていないエサ釣り出身者がまず驚いたのはルアーの大きさ。ロッドとリールは今はなき大村さん(?)から譲り受けたものを使います。正木さんにアドバイスをもらってヒラマサの夢を見つつ、いよいよ出発当日。青物必ず釣ってやる!

しかし、ここで思いがけないアクシデント。
当初予定していた某所へはカクカクシカジカあって行けない!!(お察しください)
いやあ、よりにもよってこのタイミングで......(ガタガタガタガタガタガタ)

某所への遠征は安全第一で中止。正木さんの英断で、近場にはなったもののロックショアのできる別場所への釣行に急遽変更。

「秋には必ず行ってやるからエラを洗って待ってろ!某所の魚たち」
そんな風に思いながら寝静まった都会をあとに当初の目的地とは反対方向へ車を走らせます。

〈前半組:1日目〉
そんなこんなで釣り場に到着。沖磯にのることになりました。
いかなる釣り場であっても魚がいれば釣り人は居る。平日のはずなのにたくさん人が......
そして予約のルアーマン数人からキャンセルが出て一番良さげなポイントに入ることができるとのこと。アツい!

渡礁後の朝マズメ、チャンスタイムで青物を狙います。
正木さんと栗本くんはすぐにタックルをセットして釣り始め、普段使い慣れていない太いラインに四苦八苦した僕も少し遅れて釣り開始。

まずはトップウォーターで表層をくまなくチェックしていきます。
しかし、目ぼしい反応が得られないまま時間は経過して正木さんと栗本くんはジグに変更。ショアジギング初心者の僕はダイビングペンシルを潜らせることに夢中。ジグが重いから、なんてヘタレな理由ではありません。ダイペンの練習ですよ、練習。

しばらくした時、正木さんの引いてきたジグにカンパチのチェイス!それまで沈黙気味だった磯上は騒がしくなります。しかし、釣り人の熱気がいくら高まっても魚は簡単には釣れません。以降も時折、青物らしき生命感やサメの襲来がありましたが、釣れない......

栗本くんはジグをしゃくり続け、僕のダイペンは潜り時々ジャンピング。ふと正木さんを見るとアカハタ狙いでテキサスリグをセッティング。しばらく正木さんはハタを狙ってボトムを探りますが驚くほどの水深の深さと少しにごりの入った海中に苦戦。根掛かりも多発して非常に釣りにくい展開。沖の方で鳥山が出現しても200m以上先だもんなあ。

その結果、、、チーーーン。
















(比較的)長い休憩を挟んで釣り再開。
青物を狙い続ける栗本くんと僕はルアーチェンジを繰り返すが反応なし。
とここで、散々根掛かりに苦しめられていた正木さんの叫び声が!
正木さんのロッドがし、しなっているっ!?
「やばい。デカイかも」と言いながらゴリ巻きの先輩がブチ抜いたのは......

















キジハタ40cm!!!
必ず何かは釣る正木さん、さすがの一匹です。
それも今回の釣行地域では珍しい綺麗なキジハタ。橙色の斑点が輝きます!

この1尾で再び色めき立った一同ですが、青物一本でルアーを投げ続けた栗本くんや正木さんの真似をしてハタを狙い磯のフッキングに終始する僕の努力も虚しく、一日目は魚との出会い叶わず、納竿となりました。

港に戻り、栗本くんが取ってくれた宿に向かいます。

その道中、「鳥山が見えるときは遠くてもジグ投げてれば寄ってくるから休憩してちゃあかんって船長に言われたわ。」という正木さんの言葉にただただ反省するばかりです。ルアーを投げ続けていたら可能性はあったかもしれない。No more AMAE. しかし、あんな遠くの魚がどうやってルアーに寄ってくるのかなあ(笑)

到着した宿は格安で設備も充実。栗本くんグッジョブでした!
翌朝のために早めの就寝です。
渋い顔がお似合いで
















〈前半組:2日目〉
朝早くに起床して港に着き、後半組と合流。同じ渡船を利用して沖磯に渡ります。臼井さん、正木さん、宮武くんというモンスター揃いのグループ、うえださんと栗本くんのグループ、武田さんと溝口のグループ、計3グループに分かれての釣行です。

武田さん、溝口班
磯に上がって思ったこと。いや、崖だよ、ここ(笑)
荷物の受け渡しを済ませて武田さんと少し離れた場所に釣り座を構えますが、竿を振るスペースがあまりない......
愚痴が多くてはいけないとすぐさまタックルを準備してまずは青物を狙ってキャスティング。1日目の練習の成果か、ダイペンの扱いにも慣れてきました。

渡礁後少し時間が経過した時、武田さんの「青物!」の声でルアーを投げ続けますが、かすりもせず。僕はヒラスズキを狙って絶好のサラシを打ちますが反応なし。
すると軽めのジグを投げていた武田さんにヒット!














真っ赤なアカハタです。


この後武田さんが可愛らしいショゴを釣ったぐらいで、僕はアカハタもヒラスズキも不発。一応30gのジグと同じ大きさのエソさんでボズは回避しました......

このままではマズいと瀬替わり。

本日2つ目の磯に上がって思ったこと。いや、沈み根、スゴイ。
ルアーを投げられる場所の半分が沈み根のパレードという状況でも釣りをするしかないのです。案の定、少しでも気を緩めると沈み根にスタック。武田さんとともにルアーを投げ続けますが反応はなし。万事休すか。

ここで一日目の正木さんの真似をしてみる。釣れないときに何ができるか。
軽めのジグヘッドにワームを付けて着底から数回スイミングさせてまた底を取る。
同じコースを投げて十数投目にゴン!という生命反応。
思いっきりあわせて上がってきたのは













アカハタ(30cm)
なんとか出てくれた一尾。感謝しかないです。
(写真は磯上がり後に撮ったものでバリバリ死後硬直してます、ゴメンナサイ)

この後はできる限りのローテーションとキャストで粘りましたが、タイムアップ。
アカハタと巡り会うことはできましたが、青物は振り返ってもくれず。まだまだ鍛錬が足りないようです。ルアー釣りの奥深さと厳しさを痛感する釣行となりました。しかしこのアカハタ、久しぶりに釣ったまともな魚だなあ(泣)

急な変更にも関わらず渡船を手配してくださった正木さん、一人で長い道のりを運転しきった栗本くん本当にありがとうございました。さっさと運転免許取って戦力になります...




〈後半組:1日目〉
この日は前半組とたまたま渡船がかぶったのでせっかくならとメンバーをシャッフル。植田さんと栗本君、武田さんと溝口君、正木臼井宮武に別れました。

正木臼井宮武班
最初の磯は岬の横にある沖磯で潮通し良さそうな場所。地磯との水路(20mくらいの幅)はサラシが程よく出てヒラスズキも狙えそうな状況でした。

朝一で正木宮武が青物狙いのトップを投げ、臼井はヒラスズキ狙いでシャッドをサラシ打ちしますがどちらも不発。テキサスに替えてボトムねちねちで20ちょいのカサゴgetのみでした。

その後潮が差してきたのかシイラの回遊が散発的に発生!まず臼井がオオモンハタ狙いで投げてたシャッドに落ちパクでhit!(ランディング後に針ハズレでオートリリースして写真なし笑 80くらい?)
正木宮武もダイペンを投げ倒しますが、チェイスはあるものの食って来ず。。その後の回遊もチェイスのみで終了してしまいなかなか渋い。。

シイラの回遊も遠のいてしまったので、再度テキサスに替えてアカハタを狙う正木と臼井。方向によってはフグの嵐で一発でワームが歯型だらけになってしまう状態。スイミングやボトムねちねちといろいろ試していると、磯替わりの直前に小さいですがようやく本命が出ました!

足元の根で回収2巻き目でゴゴンと来ました。
(余談ですがライジャケの左胸ポケットが開いてるせいで彼はこのあとスマホをタイドプールに落とすことになります泣)

次の磯は以前正木が乗ったことがあって、その時にはヒラスズキとアカハタが釣れたという場所。確かにいい感じのサラシがでていますが我先キャストするもしかし無反応。。

先程の磯とは違い水深があまり無いためシイラの回遊は望めないだろう(船長曰くそんなこともないそうですが)と割り切った3人はアカハタ狙いにシフトしてワームを投げます。
臼井もジグヘッドに3.8インチのシャッドをつけてスイミングで狙ってると、いきなりガツン! 良い引きで途中2回ほど軽く根に潜られましたが何とか上がってきたのは良型のアカハタ!

綺麗でナイスな魚!

その後ハタの活性が上がってきたのか、正木と臼井にはコンスタントにアタリが入ります!(宮武くんドンマイ。。。)
が、なかなか食いが浅く乗せきることができない。。ワームを替えたりいろいろやってると、当たりワームを発見し連続で2本とれました。(テキサスでとれた3本は全てキジハタグラブのナチュラルゴールドでした)


反応が薄くなってきたところで瀬替わりで最後の磯へ。正面が少し先からドン深になっていて左側の湾内方向にかけて急激なカケ上がりがあり、潮通しも良くて激アツなフィールド感はありましたが、ここではノーフィッシュ。。


植田さん栗本君班
朝一を港目の前の沖磯で迎えましたが、なんと植田さんのジグに1バイトのみ。。(翌日後半組全員がこの不毛な磯で朝マズメを迎えることになるとは思ってもいなかった。。)
移動先の磯で栗本君がジグでシイラを掛けるもバラシ。。釣れた魚は自分とほぼ同じサイズのジグにアタックしてきたカマスx2のみという激渋な内容だったようです。。


〈沖磯釣行終了後〉
このまま明日沖磯乗っても渋いんじゃね? → なんなら大瀬崎とかでやったほうがシイラもハタも釣れそう → 今から夕マズメ打ちに行って良かったらそうしようぜ → でも今から大瀬崎は遠いから、同じような地形でちょっと近い戸田にしよう

的なノリで疲れてる体でなんと戸田に行くことに笑笑
結局釣果は無かったですが、臼井に1バイト、同じ場所で正木の1バラシがありました。(どちらもスイミングの底~中層だったのでおそらくオオモンハタでしょう)
大瀬崎と違って急激なブレイクが50m先(大瀬は20m)とかでその向こう側で魚が食ってくるので、ほぼ確でブレイクに張り付かれてしまいわりと運ゲーのような感じでした笑笑




後半組<2日目>
ここからはモンスター宮武がお伝えします。この日はOBの武田さん、植田さん、4年の臼井さん、そしてモンスター(宮武)というメンバーです。前日にほげた無念を晴らすため、更には魚を見る事なく伊豆の地を去った栗本さんの仇を討つためにもなんとしても魚を釣り上げなければなりません!(釣り場を後にする栗本さんの哀愁漂う背中が忘れられない……)。


         
            栗本さんが浮かばれますように…

ところが、一行が最初に渡った磯は前日に植田さんと栗本さんが渡ってほぼ何もなかった激渋ポイント。不安が募りますが投げないと魚は釣れない、ということで朝マズメはひたすらみんなでトッププラグを投げ倒して魚を寄せる作戦で、主にシイラを狙うことにしました。しかし一行をさらなる不幸が襲います。投げ始めてしばらくすると大粒の雨が……。仕方ないのでここでトップは諦めワームやジギングに切り替えます。しかし、なかなか魚からの反応は得られず臼井さんがカサゴ1匹を釣り上げるのみで次の移動を迎えました。





次に向かった磯は前日に正木さん、臼井さん、宮武が乗って正木さん、臼井さんは好調だった場所(宮武の名前がないのは……察し。)
前の場所が渋かっただけに期待が高まります。すると、ジグを投げていた植田さんに数投で魚がヒット!いいサイズのカサゴを釣り上げます!これでこの合宿で魚を見ていないのは宮武だけとなりさらに追い込まれます。さらに武田さんもここでカサゴを釣り上げ、この日のボウズも宮武だけという状態に!
神は死んだ…。


必死こいてルアーを投げ続けるも結局複数のルアーをロストして終わるという悔しい結果でこの磯を後にします。



ここで優しい臼井さんが、宮武がこの2日間で何も釣っていない事を船長に訴えます。(これ以上の辱めがあるだろうか…)。このおかげでいい磯に乗れると確信した一行はワクワクしながら船の上で待ちます。しかし、着いたのはあまりにもちっぽけな磯。驚きのあまり全員が言葉を失っていると船長は察したのか無言で再び船を走らせます。次についたポイントは今までとは明らかに違う磯。一言で表すならアイロンのような磯です(もはや意味がわからない)。しかし、船長を信じてみることにし、ここで臼井さんと宮武は釣りをすることに。武田さんと植田さんは最初にスルーしたポイントに再び連行されていきました。





アイロン磯は過酷であるがゆえに誰も叩いていないことを期待し、釣りを開始するも根掛かりが多く2人とも苦戦を強いられます。ここで魚からの反応が得られないことにしびれを切らした宮武はダメ元でエギングを開始。その1投目のことでした……。



シャクリとフォールを繰り返す事数回、手前まで来たところのシャクリで竿に重みが乗ります!!根掛かりかと一瞬思うもそのまま巻いてくると上がってきたのは……

           
             アオリイカ、ゲットだぜ!! 

まさか本当に釣れるとは思ってなかったのでびっくりしました。と、同時にボウズを回避したため安堵に包まれました(ただし未だノーフィッシュ)。その後エギングをするも不発で今回のそのまま時間切れとなりました。ちなみにべつの磯にいた武田さんと植田さんはそれぞれアカハタを2匹ずつ釣り上げたみたいです!羨ましい限り!


赤が映えますなあ

<おまけ>
一日中釣りをして腹が減った一行は帰りに道沿いにあったとあるラーメン屋に向かったのですが(あえて店名は出しません)、そこで食べたラーメンがマズ…、いや、かなり個性的だったことだけをここに記しておきます。


<まとめ>
今回は諸事情で遠征が中止となり急遽企画された伊豆遠征でしたが、伊豆もなかなかに渋かったようです。しかし、そんな状況下でも魚をあげる先輩方と自分との実力の差が露呈した遠征となりました(別に栗本さんをディスってるわけではない)。
また、今回の遠征でショアジギに目覚めたのでどなたかショアジギを僕と一緒にやってもらえる方を募集してます!
また、今回の遠征でずっと運転とナビをしてくださっていた武田さんと植田さんに深く感謝の意を表します(後ろでずっと寝ててごめんなさい)。
今度は伊豆でショアマダイゲームやりたいなあ……。

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