B4の髙橋です。
先日、台湾で霞面こと高身鏟頜魚を釣ったのでその様子を報告します。日本語での釣り方解説はまだあまりないと思うので参考になれば幸いです。
霞面釣り1日目
天気:晴れ 気温:20度くらい 時間:10時から16時
私が霞面を狙おうと思ったきっかけは、タナゴ釣りのために図書館で借りてきた『台灣淡水及河口魚圖鑑』でその姿をみたことでした。日本ではなかなか見られないクチマガリ独特の顔つきを是非手に取って見たいと思い早速インターネット等で情報を収集したところ、ポイントはいくつか見つかりましたが肝心の釣り方がよくわからない...
私が調べてわかったことは大きく3つ
①針は小さいものを使う
②餌は食パン
③釣り方は浮釣りかミャク
以上の情報をもとに道具を揃えて、とりあえず食パン片手に調べたポイントに向かいました。
1日目に使用した仕掛けの概要
ポイントに到着して上から眺めたところ、早速霞面の姿を確認。いるのがわかればやる気が湧いてきます。流れがあるのでミャクを選択し、慣れない長竿(約6.2m)で仕掛けを投入するとちらほらと当たりを確認できました。
おそらく粗首鱲
11時くらいになると、地元の霞面師たちが続々とやってきました。(男性3人組とおそらく家族5人くらいの計10名弱)外国人の私でも調べればわかるポイントなのでおそらくメジャーポイントなのでしょう。
彼らも同じくらいの長さの竿で釣りを開始。するとものの10分ほどで早速霞面を1匹釣り上げます。
私はこの時点ですでに釣り開始から1時間経過していたため、なにかが間違っていることを悟りました。
その後も地元の釣り人たちは続々と霞面を釣り上げていき、一方で私は1匹も釣れませんでした。帰りのバスの都合で16時に撤収しましたが、その時点で彼らのビクには30匹ほどの霞面がいました。
宿に帰ったのち、今日の反省+明日の作戦を考えました。他の釣りのことも考えると日程的に霞面に掛けられる時間はあと1日。ポイントは正解なのであとは釣り方を詰めるだけです。
地元の釣り人の仕掛けや現地で拾ったごみを観察した結果わかったことは以下の通り
①針のサイズ・糸の太さは問題なし
②食パンはあらかじめカットして首から下げたタッパーに入れておく
③仕掛けは段差2本針の浮釣りないし流さないミャク
以上を元に私が宿で作り直した仕掛けがこちら
私は浮釣りが得意なので浮釣り仕掛けに変更。さらにパン(薄いものが良い)も宿で事前にカットしてタッパーに入れておきます。カットの仕方は、まず耳を落として白い部分だけにして(耳はあとで水に溶かして寄せ餌にします)、白い部分を手のひらで押して平たく伸ばします(この時点で若干もとのパンより薄くなった四角い板状になるはず)。潰すと若干粘りが出るのでそうなったら大体1センチ角の正方形にカットします。
霞面釣り2日目
天気:曇り 気温:15度くらい 時間:10時から16時
今日も来てすぐは誰もいませんでした。お店の営業開始時間等からも台湾人の朝は日本人よりも遅いようです。
霞面は相変わらず苔を食んでヒラ打ちしています。その様子はまるで鮎のようです。姿を確認できたので早速釣りを開始しました。
餌のパンについて、1日目は手でこねて丸めて針に刺していたのですが、現地の釣り人がやっていたように小さい板状にカットした食パンをちょん掛けして仕掛けを流れに乗せます。口が下向きについているのでおそらく底を這わせるのがいいだろうと思い、ウキ下は水底に針が触る程度(ウキの動きとしては時々軽く引っかかって止まりながら流れる感じ)に調整しました。
現地の記事によると霞面は雑食性であり、食パンは虫に見えている(ぶどう虫的なものでしょうか)とのことなので、虫をイメージしつつパンを水底付近にひらひらさせながら、直径1メートル程度の大きめの石の裏に差し掛かったところでウキが1回ちょこんと沈みました。
すかさず合わせを入れると、魚の感触が!左右に走ったのち上がってきたのは小ぶりながら狙いの霞面でした。
およそ20センチ
一度コツを掴んでしまえばあとは2匹3匹と釣れ続け...
16時までにポツポツと計9匹釣ることができました。小ぶりでしたが数釣りが楽しめてよかったです。

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